米海兵隊の総司令官が沖縄県に駐留する米海兵隊を米国領のグアムに移転する計画の見直しを検討していると24日に表明した。日本政府は米海兵隊のグアム移転を前提にしていたので、普天間飛行場の移設計画にも影響が出そうだ。計画見直しは北朝鮮の核やミサイルの開発の進展に応じたもので、戦略的な情勢が変わったためだという。当初は2014年までに米海兵隊員約8000人を沖縄からグアムに移転する計画だった。2012年に日米両政府は辺野古移設とグアム移転を切り離して考えることに合意し、在沖縄海兵隊員約1万9千人のうち約9千人を2020年代に海外に移転することにし、グアムには4000人移転するとしていた。沖縄もグアムも北朝鮮のミサイルの射程圏内だがどうなるのだろう。