MA社会研究所情報

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社長も派遣も、不安定。一億総フリーター状態で会社崩壊。

2007-06-24 22:39:24 | Weblog
「日本のこれから」というNHKの番組で、働き方の討論会をしていた。長い番組なので部分的にしか見なかったが、経営者や派遣社員が集まって討論していた。
景気が良くなっているのに給料が上がらないという。経営者は株主の方を向いていて、配当を良くして、株主総会に備え、社長の座を守ろうとする。従業員の給料は抑えて、さらに派遣社員やバイトに替えて、人件費を減らそうとする。
派遣社員は忙しいだけで、収入が増えず、ワーキングプーアとなる。
成果主義になると、力のある人や、目立ちたがり屋はどんどん働いて、成果を出せるが、普通の人は、いい仕事が出来ず、成果も出せず、不安で落ち込んでしまう。力のある元気な人も病気になると、成果が出ず、収入も下がり、医者代も出せず、落ちていく。普通の社員は収入が不安定な成果主義を嫌がっているという。若い人も安定を求め、終身雇用が良いという人も多いという。一つの会社に束縛されるのも嫌だが、安定した生活をしたいと思うようだ。転職の自由な社会になれば、辞めてもすぐ次の会社に勤めて、収入が得られ、生活は安定する。アメリカはそのような社会だ。日本は転職が難しい社会だったが、最近はバブル崩壊でリストラされ、転職をする人が多くなった。新入社員がすぐやめてしまうという。安定した収入のある生活ができないと、結婚も、子作りも、子育てもできず、家も建てられず、計画的な人生設計が出来なくなる。個人の生活が安定しないと、会社も家庭も安定せず、日本社会が崩壊する。