私小説的な演劇です。今自分がどこにいるのか、自分とは何なのか。この自分は祖母の葬式にも出席しようとしない。机で、新たないつ公演できるかもわからない劇の台本を書いている。その彼の脳裏にみなぎり彷徨うものは、、。
映画でも演劇でもまず自分とは何か、という身近なテーマをまず問題にする。その基本的な代物が分からないと、自分をどこに持って行っていいか、何を書いていいのか不明瞭である。と僕は思っている。
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映画の力を信じ、映像による独自の世界を創造した力作です。年齢にかかわらず恋愛というのはエネルギーを必要とする。人の思いが怒涛の映像空間を作り上げ、一つの力強いポエムとなる。そしてそれは一人の少女の成長の姿でもあった。素晴らしい! . . . 本文を読む
ピアソラ。バンドネオンの音色もさることながら、実は現代でクラシックの演奏で欠かせない作曲家である。あの哀愁を帯びたメロディーは絶大なる声援を帯びている。けれど彼の人生を知ることがなかった、、。
そしてこの映画は息子から父親、家族に向けたメッセージから始まる。苦難な生活を乗り越え、音楽を愛しながら邁進する彼の人生が垣間見えるが、それほど深くはない。彼のドキュメンタリーから、僕が何かを得る何かはそこ . . . 本文を読む
これはミステリーとして驚異的な面白さである。結構ミステリーを読んでいる僕が度肝を抜かれるレベルであります。
うーん、そうなんだね。犯人探しをしていく内に誰もいなくなったんだ。でもあの人はずっと家に居るし、と考えるとそこに行きつくが、、。でもまさかとは思っていた。
でも時々無関係に挿入されるシーンは何か臭うものがあるなあとは思ってはいた。しかし、ねえ、でもスゴイ。殺人があってからのざっと8時間ぐ . . . 本文を読む
今年は映画鑑賞数100本。演劇が減った分、そのまま映画本数に移行しただけ。単純な生活を反映。 例年に比べて日本映画頑張ってる感あり。こうなくてはねえ。
ベスト1 ハネケの「ハッピーエンド」は今でもゾクゾクするほど好きな映画だ。ハネケ取り戻してる。 三宅唱の「きみの鳥はうたえる」は佐藤原作もの。不思議と彼の原作ものは映画化すると秀作になる。原作よりもよくなるから不思議だ。
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