30分の短編ものが3編。冒頭は出演者7人による楽しげなダンシング。
そしてホテルなんだろうか、3部屋が見える廊下で女性二人がのたうち回る。部屋に人がいるのに出てこないという設定。面白い出だし。この劇団のやる気が見える。
場面は変わって、ある部屋の中。書けない作家と編集者とのやり取り。生みの苦しみ。けれどこの女史はのほほんと暢気。苦悩すら感じていない風。編集者は苛立つ。しかし、、。いい空気感。
. . . 本文を読む
スタトレの独自のアイデンティは確かに存在する。3作目となってもそれは持続する。SWでもなく、他のCG映画をも凌駕しているもの、それは何だろう。なんてスクリーンを見ながらポツンと考えていた、、。
それは、シンプルでやさしい幼児性ではあるまいか。子供でも理解できる最近のサイエンス映画って珍しい、そう思う。映像はめくるめく宇宙闘争映画ではあるが、本質的にはテレビから飛び出した紙芝居であります。童心の原 . . . 本文を読む
文庫本で550ページの大作。奇抜な建築学の鬼才の館に招待された著名人が次々と殺されてゆく。ある意味館を密室に例えれば立派な密室殺人事件。しかも、それぞれが不可能殺人事件でもある。放浪の数学者十和田の推理が始まる、、。
うんちくが多い内容だが、例えばエラリー・クインとかヴァン・ダインのような理論的な会話を楽しめる代物でもない。かなり高尚な理論的な話を展開しているが、その実、内容が甘い。軽い。ミステ . . . 本文を読む
この人気シリーズ、ロン・ハワード監督と、安心できる娯楽作なんですが、トム・ハンクスのいよいよ初老感が目立ち、観光地美術巡りの努力も、途中であっさり謎解きもあったりで、全体的に迫力感に欠ける作品だったと思います。 . . . 本文を読む
いくつの挿話があったか、それらがオムニバス風に結びついて、最後はテロリスト登場で、この劇場だけならず付近一帯が吹っ飛ぶらしい、、。
6階に上がって気づく。舞台装置が斬新で、美しい。いつものウイングフィールドじゃない。全然違う。劇場のやぼったさがない。俄然ワクワク感が募る。
そして劇が始まる。11人の出演者。みんな出づっぱりだ。演技のない人でも舞台の片隅に佇んでいる。その分観客との一体感が生ずる . . . 本文を読む
ナチズムへの切り口を変えた復讐映画です。俳優陣に懐かしい名優を集め、そりゃあ見てるだけ嬉しいやら、懐かしいやら、俄然楽しめます。特にクリストファー・プラマーはまさに独演で、彼の演技人生全開であります。
演出が各パートで丁寧です。最初のクリーブランド行き列車での描写も見事。こういう風に何でもない光景をじっくり見せる演出は最近少ないので逆に印象的だ。エゴヤンの本気度が見える。
それぞれ訪ね歩くパー . . . 本文を読む