セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

やがて海へと届く (2022/日)(中川龍太郎) 75点

2022-04-04 19:29:16 | 映画遍歴
静かな映画だ。親友が行方不明で、気持がそれを受け付けない。誰にもわかる感情だ。女性は5年もたっていて、まだその空白感は続いている、、。 東京での高級バーラウンジが素敵だ。客の一人一人を見て音楽を流す店主。心のつながりを常に考えているバーだ。しかし、驚くことにその店主は急に自殺してしまう。人の命のはかなさよ。死はかくして我々のすぐそばに駐留している。 周波数を合わせることで日常生活を営んでいた親 . . . 本文を読む
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朝と夕の犯罪(降田 天)(2021 ‎ KADOKAWA) 80点

2022-04-04 08:43:48 | 読書遍歴
文章に読みごたえがあるからミステリーではなく普通の小説を読んでいる感もあり。疑似家族の描写も優れており、人の心をきちんと描く作家だなあと思われる。 単なる誘拐事件だけでなく、ちょっと複雑にしているが、それでも家族の絆をテーマにしているのであれば、やはり彼女が子供を置き去りにした理由が弱い。これだけが後々印象に残る。 ミステリーとしても、あっと驚く仕掛けで、これはなかなか見破れないのではないか、 . . . 本文を読む
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