数々の賞を受賞という触れ込みでこの映画の評判を知るが、最近僕はヨーロッパの映画賞をあまり信用していない。特にカンヌは見て失望する映画も多く、少々期待してはいけないぞと思いつつ、だが、性懲りもなく、見てしまった。
そしてこの映画。大体、この男、社会的には褒めれたことをしている人間では決してない。いや、実に、ヤクの売買をやったり、頼まれて強盗の手伝いをして車を運転したりするコソ泥風情なのである。
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こう言っては失礼だが、意外とまともに丁寧にオーソドックスに作った映画です。いつもの粗さもほとんど見られず、いい意味でタランティーノらしくないね。
映像から目の前に繰り広げられる例えば映画看板の題名なんかは「ジョアンナ」があったり、これは知る人ぞ知る秀作なので、僕は素直にタランティーノに敬服し、脱帽する。
すべてこの感じで進む映像のオンパレードで、実に深く楽しいノスタルジーがあふれている。この執 . . . 本文を読む
このシリーズ、遅まきながら初読みです。
一応ミステリーとして読んでいるので、通常の本格物からは随分とかけ離れた分類に属するミステリーなんと言っていいんでしょうか。
読みやすく、ついつい先を行ってしまうので、そのまま最後まで読んでしまったが、ただ「面白い読みもの」として終わっているのではないか、そんな感想を持ちました。
ミステリーファンとしては、俎上に全く乗らない娯楽小説とでもいうとファンの方 . . . 本文を読む