セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

希望の灯り(2018 独)(トーマス・ステューバー) 75点

2019-04-29 18:22:56 | 映画遍歴
ドイツ統合後の老若男女それぞれの日常を切り取った秀作です。舞台は旧ドイツトラック輸送公社から巨大スーパーへと転身を遂げ、そこで働く名もなき人たちの人生である。 冒頭の映像。曇り多き空の下、夕暮れ近き陰鬱な野原が映される。いい写真だ。彼らの心情を象徴しているのだろう。 この映画の大半はこのスーパーで働くバックヤードを実にしつこく描き込む。働くことの退屈感、繰り返しがそこにある。しかし、何をも生ま . . . 本文を読む
コメント