江戸川乱歩賞受賞作である。この賞も随分変わって来たなあと思う。この小説はミステリーではあるけれど、犯人探しであるのにそれらしき体裁を整っていないし、何だか鼻白む感じもしましたね。
謎が謎を呼ぶ、呪術ミステリーというテーマはまあ面白く読めたが、ミステリーでこれをどれだけこなそうかというのは大変なんだろうなあ、その後苦労は確かによく分かりました。
僕はそもそも本格を信望しているので、こういう展開は . . . 本文を読む
1年ぶりのがっかり。前回は大舞台(?)HEPだったが、今回はうんと収まった芸術創造館。でも彼らの劇は私擬的なものも多く、やはりこういう小さな劇場の方が共犯感を持ち、いいのではと思う。
出し物はいわゆる坂本の81/2なんだよね。ちょっと前に見たべろべろガンキュウ女もそうだけど、劇を産む苦しむをみんな抱えている。それが一番主題になるんだろうなあ。でも僕はこういうの大好きです。
それと、やはりがっか . . . 本文を読む