日常。出口が全く見えない無明の毎日。無法であるとは分かっていてもただ生きるためには組織にかろうじて繋がって生きている若者たち。そんな暗い目の若者たちにもかすかな灯りはあった、、。
何か一瞬現代の出来事ではないように思った。云十年前の僕たちの青春時代であるかのような錯覚をこの映画を見ていて覚えたのだ。出口どころか入り口でさえないのが現代なのだろうか、そんな漂白する青春をこの映画は鋭く捉えている。
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韓国映画では確かにウエスタンは珍しい。それにしてもあの、マカロニウエスタンを下敷きにするとは、なかなか小憎らしい映画であります。
時は1930年代。なるほど満州が舞台ですか。中国の地平線、大平原、それに連なる蒸気機関車。宝のあり方を書いてある地図。群がる3人のガンマンたち。まるで漫画じゃないの?そう、この映画、ちょっと浮かれて調子が良過ぎて作った感じもする。その3人に韓国を代表する男優たち。これ . . . 本文を読む