2022-23プレシーズン
来週には公式戦、コッパイタリアのレッジーナ戦を早くも控えるサンプにとっては、最後の練習試合となった
イスタンブールのVodafone Park Arenaに乗り込み、昨季6位、一昨季優勝のベジクタシュとの対戦
ちなみにサンプがトルコのチームと試合をやるのは初めての事だそう
しかし、親善試合というのにトルコのサポーターの声のデカさ、ブーイングなどは迫力満点
さすがだ
昔ガラタサライvsミランをサンシーロでガラタサライ側クルヴァで観た時の熱さを思い出した
①7/30(土) 18:00@Vodafone Park Arena 主審:バイアルスラン氏(トルコ出身)
サンプドリア 1-1 ベジクタシュ
得点者:前半:37分 サビリ
後半: 20分 ウェグホルスト
↑↑©Footballnews24.itより
ぼぼハーフラインからの超ロングシュートを決めたアブデルハミド・サビリ
やはり日頃からクアリアレッラと一緒に練習してる効果か
(クアリアはかつて同じようなゴールをセリエAで決めている)
[Formazione]
SAMPDORIA<4-1‐4-1> 監督マルコ・ジャンパオロ
⑩カプート(85分㉘ジェペス)
㊲レリス ⑪サビリ ⑧リンコン [87]カンドレーヴァ
(85分㉛マラグリダ)(77分㊳ダムスガール) (68分⑨デ・ルーカ)
⑭ヴィエイラ(68分⑤ヴェッレ)
③アウジェッロ(68分㉙ムッルー) ㉔ベレジンスキ(c)(77分⑫デパオリ)
⑮コリー(77分⑥レヴェルベ) ㉕フェラーリ(68分㉑ムリージョ)
①アウデーロ
ベンチ:GKラヴァーリア、タンタロッキ
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
トルコリーグで昨季は6位とは言え、一昨年は優勝。ガラタサライやトラザンスポールと並んで強豪の1つであるベジクタシュ
最後のスパーリング相手としては大分不足の無い相手となった
1週間前のブレッシャ戦から比べると、わずかにDFレヴェルベだけ補強されたサンプ
前回と同じ4‐1‐4‐1で試合に臨むが、スタメンもヴェッレがリンコンに代わっただけで後の10人は同じ
ベジクタシュはフランス人監督イスマエルの元、優勝奪回を目指す。目についたのは右SBフランス人のロジエ、左WGのカメルーン人ンクドウ
あとは197㎝の10番FWウェグホルストはさすがに目立った
この試合、いくつか目についたポイントを箇条書きに
- トルコセットの審判団。やはりセリエAほどファールは取ってもらえず、ピンチになる場面が何度かあった
- サンプはこの試合から正規背番号付きのユニでプレー。まだ公式発表はされていないが、これが今季の背番号であろう
- 昨季とほぼ同じだが、変わったと言えばリンコンの⑧。出戻りのレリスは㊲、ヴェッレは⑤。ムリージョは㉑となっている
- 新加入のレヴェルベは⑥をチョイス。デ・ルーカの⑨はかなりの期待の表れだろう
ホームの声援を受けて、ベジクタシュの前からのプレスは鋭かった。先週のセリエBブレッシャとは一味違った
やはり相手が強くなると、あそこまで下からつなげなくなるだろうなぁと思っていた通り。コリーやアウジェッロですらもミスを繰り返し、ボールはなかなか回せない。なによりアンカーのヴィエイラが不安定すぎる。加入当初にユニを買ってしまったぐらい好きな選手ではあるが、この試合は酷かった。トレイラタイプのジェペスを育ててみたいが、さすがに特にフィジカル面でもまだセリエAで上を目指すには尚早か。とにかくこのポジションの補強が急務。ジャンPのサッカーの核であるポジションでもあるので。トレイラやヴィジャールが来てくれて、ジェペスを育てながら残せるなんて展開になったら死ぬほどうれしいのだが・・・とにかくエクダルとの契約更新しなかった事を公開するような事にならなければ良いが
と言うわけで、どちらかと言えばペースはベジクタシュ。ただ、相手もボールを奪ってからそれほど鋭い攻撃があったわけでもないのでそれほどの差はつかなかった。そして前半36分にサビリのスーパーロングシュートが飛び出して、サンプが先制。サビリは今のサンプで唯一と言っても良い希望の星だ
また、ダムスガールのコンディションが上がってこないのも気がかり。イングランドのブレントフォードに執拗に狙われており、放出の可能性ももちろんあるし。どちらにせよ、彼か彼放出の際の代わりの誰かが頑張らなければ今季のサンプの浮上はないのだ。レリスはここまで頑張っていると思うが、最終的にそこまで期待はできないと思う。
ちなみにこの日のフォーメーションは
[後半32分~]
カプート デ・ルーカ
ダムスガール ヴェッレ レリス
リンコン
ムッルー デパオリ
ムリージョ レヴェルベ
アウデーロ
こう変化した
また最後に4-4-2(4-1-3-2?)を試している
とりあえず今はリンコンをもっとアンカーで使った方が良いんじゃないかな?
’22-’23 メルカート 新入団選手
↑↑©MercatoWeb.comより 前回のサンプ在籍時の写真
Maxime Leverbe 6 マキシム・レヴェルベ
- ポジション:DF
- 1997年2月15日生まれ(25歳)
- フランス Villepinte出身
- 188cm 82kg
- 昨季:ピサ(セリエB) 37試合0得点 +プレーオフ4試合0得点
※今季新加入第一号(レンタルバック除く)はレヴェルベのサンプ帰還。
2019年7月5日にサンプから当時セリエBのキエーヴォに60万€で完全移籍
それから約3年、今回は350万€と言われている買取オプション付きのレンタルでの復帰となった
元々2016年にサンプユースに加入してから、2018-19シーズンにはそれこそ初代ジャンパオロサンプで半年間はベンチ入りしていたが、結局試合出場は無し。冬にカリアリにレンタルで出され、その後キエーヴォに完全移籍となった
キエーヴォで2年間、そして昨季ピサで1年とセンターバックのレギュラーを3シーズンに渡って務め、セリエB通算92試合1得点(+プレーオフ7試合1得点)。だいぶたくましくなって帰っては来た
元々サンプにいた当時からシルヴェストリタイプと言われており、空中戦の強さとフィードに定評がある。それこそ若くはなるが昨季までいた吉田麻也さんともちょっと近いかも。控えとしてはかなり頼もしいが、レギュラーとしてはちょっと物足りないかな・・・正直もう1ランク上のCBが1人欲しい
また、一度サンプが見限った選手を買うと言うのも、ちょっと見る目が無かったって暴露しているようで嫌だが、彼にはサンプフロントを見返すだけの活躍を期待したい
キエーヴォではレリスとデ・ルーカと一緒にプレーしている。昨季はピサでトッレグロッサと共に昇格プレーオフを戦った
って言うか、キエーヴォが破産した時にデ・ルーカだけじゃなくて彼も同時にタダで獲れれば良かったのに。まぁデ・ルーカの獲得は大ヒットだと思ったが
↓↓ちなみに4年前のレヴェルベに関しては、私は偉そうにこんな風に書いている
※移籍情報総まとめ<2022・7・31現在>
IN(金額は全て推定)
MFヴァレリオ・ヴェッレ(28)⇒エンポリからレンタルバック
MFメディ・レリス24)⇒ブレッシャ(セリエB)からレンタルバック。フランス人
FWマヌエル・デ・ルーカ(23)⇒ペルージャ(セリエB)からレンタルバック
総額0ユーロ
OUT (金額は全て推定)
GKヴラディミーロ・ファルコーネ(27)⇒レッチェに買取オプション付きレンタルで移籍。
総額750万ユーロ+100万ユーロ(ボーナス)
収支 +750万ユーロ
結局ピサとのFWトッレグロッサとDFレヴェルベのトレードのような形で、新加入選手1号のレヴェルベがサンプに帰ってきた。当初この交渉にはFWデ・ルーカのピサへのレンタル移籍も含まれていたが、一転してデ・ルーカはサンプ残留が決定した。一緒にプレーしたクアリアレッラが気に入り監督へ助言、ジャンパオロも彼の実力を認めてサンプ残留が決まった形だ。トッレグロッサを整理しつつ、DFの控えを手に入れ、昨季タダで手に入れたFWが戦力になりそう。この3ディールはサンプにとって非常に良かったと思う
そして、ここに来て急上昇しているのが
サッスオーロからMFフィリップ・ジュリチッチの帰還。こちらも出戻りだ
その様子は次号でお伝えできるかしら
【うーわさを信じちゃいけないよ♪】
まず放出
MFダムスガール⇒ブレントフォード(イングランド)
DFムリージョ⇒トラザンスポール(トルコ)
※放出は大分整理がついたので、後は移籍するとしたらこの2人くらいでは無いか?それ以外は誰かを獲ったとしたらその代わりに放出すると言う形か。例えばアンカー良い選手が獲れたら、ヴィエイラ放出にチャレンジしたり、ジェペスをレンタルで出したりするだろう
一方、新加入
ジャンパオロがインタビュー言っていた希望選手から考えてみる
・GKーファルコーネに匹敵するレベルの2nd GK ⇒コンティーニ(ナポリ)
・DFーレギュラーレベルのセンターバック ⇒ガッビア(ミラン)
・MFーエクダルに代わるアンカー ⇒ヴィジャール(ローマ)、トレイラ(アーセナル)、グラッシ(パルマ)、プルガル(フィオレンティーナ)、サリッチ(アスコリ)
・MFートルスビーに代わるレベルのMF ⇒ログ(カリアリ)、トゥザール(ヘルタ・ベルリン)
・MFーサビリがサイドをやるとしたらトップ下、トップ下をやるとしたらサイドのMF1人 ⇒ジュリチッチ(サッスオーロ)、ピアツァ(トリノ(逆賊ユーヴェ))
・FWー将来の投資 ⇒イヴァノビッチ(ヴォイヴォディナ)
無理だと思うが、今名前が挙がってる中から選べるなら
DFガッビア、MFトレイラ、ヴィジャール、トゥザール あたりが獲れればワクワクするが
結局ジュリチッチとここに名前出てないDF、MF2人とかになりそうな気がする
いずれにせよDF、MFは早く!!
以下、現陣容↓↓
2022~23 SAMPDORIA<4-1-4-1> 監督マルコ・ジャンパオロ
⑩カプート(㉗クアリアレッラ)(㉓ガッビアディーニ)(⑨デ・ルーカ)
㊳ダムスガール ⑪サビリ ⑧リンコン [87]カンドレーヴァ
(㉛マラグリダ) (⑤ヴェッレ) (㊲レリス)
⑭ヴィエイラ(㉘ジェペス)([70]トリンボリ)
③アウジェッロ(㉙ムッルー) ㉔ベレジンスキ(c)(⑫デパオリ)(⑬コンティ)
⑮コリー(㉑ムリージョ) ㉕フェラーリ(⑥レヴェルベ)
①アウデーロ
(㉚ラヴァーリア)(タンタロッキ)
さて、いよいよ次は公式戦
コッパイタリアベスト64
ホームでフィリッポ・インザーギ監督率いるレッジーナ(セリエB)を迎え撃つ
それまでに補強は有るのか?
その様子は次号で!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:コッパイタリア 3回戦 2022年 8/5(金) 対レッジーナ@ジェノヴァ 現地21:15Kick Off(日本時間深夜4:15)
CBを獲得してくれれば良いですが、今のサンプには期待出来ないのが辛いところ・・・
早く明るい話題が欲しいですね。
もちろんCBの絶対数も足りないので加入有りきですが、放出の可能性は高いでしょう
今、ムリージョと契約延長の話がされてますが、これは残って欲しいと言うより、なんとかフリートランスファーにならずに少しでもお金に換える為にやっているだけでしょう。仮に年棒半分とかをムリージョが飲めば、そのままサブで残留とかもあるかもしれないですけどね。。。
今、CBで名が挙がっているのがルガーニとかガッビアですが、共にドライローンでかつ年棒自体も高いですし、僕はあまり現実味が無いと思います。それよりもっと掘り出し物系が良いですね