SERIE A 第31節 4/7(土) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:マッサ氏(Imperia出身)
サンプドリア 0 - 0 (前半0-0)
↑↑©buoncalcioatuttiより
この日も勝者はティフォージ!
圧倒的に攻め立てるも、ただひたすら守るカテナチオを崩せず。非常にストレスの貯まるドロー
[試合前情報]
アタランタ戦での久々の快勝から中3日でのDERBY。実はジャンパオロが監督になってからDERBYは3回戦って3勝。ここら辺もジャンパオロの支持率が高い一つの要因になっているか。ェノアは前回のDERBYに負けてからユリッチ監督が解任されて、バッラルディーニ監督が就任。そこからは持ち直して、当初降格圏内にあえいでいたのが残留はほぼ安全な中位にまで順位を戻してきている。ただ、上の方の目標はほぼ何も無く去年のサンプの終盤戦状態。逆に言うとこのDERBYに賭けるモチベーションは、他に何も目標が無いだけに高いかもしれない。前回は2-0でサンプの快勝!
⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a9b21902006f1a2246e6d76560fc14aa
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。4日前の試合で休ませたトレイラ、シルヴェストレ、クアリアレッラがスタメンに復帰。トップ下はちょっとした驚きでラミレスではなくてカプラーリが先発となった。その他はほぼ現時点でのベストメンバー。2トップにはサパタとクアリアレッラのコンビが復活した。中盤もトレイラ、プラート、リネッティの素敵な3人。DFもケガ人は無く右からベレシンスキ、シルヴェストレ、フェラーリ、ムッルーの布陣。ちなみに今のメンバーには禁断の移籍をした元ェノア勢はいない
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
サパタ クアリアレッラ(Cap)
カプラーリ(81分ラミレス)
リネッティ プラート
トレイラ
ムッルー(10分レジーニ)ベレシンスキ(51分サーラ)
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ
MFバッレート、アルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FWコフナツキ
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↑↑©genovatodayより このDERBYでは初対決となる両監督
一方のェノアはバッラルディーニ監督の3-5-2。と言っても実質5-3-2の様な形だったが。GKはキャプテン、唯一在籍が長いペリン。DFは右からビラスキ、スポッリ、そして元サンプのズカノヴィッチ。中盤、右ウィングに裏切り者のペレイラ、左に高速ドリブルのラクザール。中央はベルトラッチを中心にヒリエマルクとリゴーニがその前を動き回る。2トップはベテラン、元マケドニア代表のパンデフとラパドゥーラ。元サンプ勢は裏切り者のペレイラと、ズカノヴィッチ。
enoa(3-5-2) 監督:ダヴィデ・バッラルディーニ
パンデフ ラパドゥーラ
(61分コフィー) (88分ガラビノフ)
L・リゴーニ ヒリエマルク
ラクザール ペレイラ
ベルトラッチ
ズカノヴィッチ ビラスキ
スポッリ
ペリン(cap)
ベンチ:GKラマンナ、ジーマ DFロッセンティーニ、ミリオーレ
MFターラブト、ラゾヴィッチ、ベッサ、オメオンガ FWメデイロス、G・ロッシ
*備考:警告:前半24分パンデフ、46分ベレシンスキ、L・リゴーニ;年間チケット保有者数13.694(1試合平均146.311euro),有料入場者数16.423(511.210euro);芝状態不良
↑↑©ilsecoloXIXより
SUDでは
「Canti in inglese,Non sai il Genovese,Ci provi in Latino...
Genoano SENZA IDENTITA'!」 Ultras
と言う横断幕が。
「英語で歌い、ジェノヴァ方言を知らず、ラテン語を練習している。アイデンティティの無いジェノアーノ!」
と言う意味。実際”You'll never walk alone"をクラブの応援歌で使ったり、イタリア最古のクラブとしては悲しいほどオリジナリティが無い。これは友達のジェノアーノですら認めていた事だ・・・
↑↑©repubblicagenovaより
★土曜の20:45キックオフで行われたアンティチポ。ホーム扱いの今回のDERBYは、バックスタンドにもサンプのコレオグラフィアが
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=IjBW2Ptspf8
前半は0-0。ポゼッションはサンプ16分18秒:ェノア10分33秒。前半10分にいきなり左SBのムッルーが負傷してレジーニを左SBで投入すると言うアクシデントはあった。しかしボールはサンプの方が支配し、危なげなく試合は進める。ただ、ボールは持てるが両チーム共にほとんど有効なチャンスは産み出せなかった。ここ最近はスペクタクルなDERBYが続いてきたが、久しぶりに激しい潰しあいのDERBY。相手の良い所を消しあい、勝負にこだわってお互い負けを恐れるDERBYとなっている
↑↑©cronachedi.itより
これは後半、プラートがエリア内で倒された問題シーン。PKっぽかったが・・・
後半も開始早々に今度は右SBのベレシンスキが負傷してサーラと交代。早い時間で2枚の交代カードを切る事を余儀なくさせられ、おまけに両レギュラーSBを失った。しかしこの試合に限ってはそれほど影響は無かった。サンプは後半になるとより攻勢を強める。と言うより、ェノアはひたすら引いて守る事を選択。ELの為には引き分けでは無く勝ちが欲しいサンプと、残留は余裕になってきて引き分けでも十分なェノアとの差が出ていた。サンプはカプラーリを中心に必死に攻め立てるが、なかなかチャンスは作りだせない。トレイラのミドルや、ペナ内でプラートが倒された疑惑のPKっぽいプレー、そしてカプラーリのスルーパスからリネッティのペナ内左足シュートなど惜しいチャンスもあったが、結局ゴールはこじ開けられず。
ロスタイム2分。結局試合は0-0でDERBYとしては久しぶりのスコアレスドローに終わった
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ34分35秒:ェノア18分52秒
・シュート数はサンプ12本(枠内8本):ェノア4本(枠内4本)
・ポゼッションで65%を記録しながらもったいない0-0の引き分け。
・今季のサンプは引かれて守られると弱い
・試合後、公式会見時にバッラルディーニ監督はサンプのエンブレムが入ってる椅子と言う事で、座るのを拒否して立ってインタビューを受ける。とんだ茶番だ!そうまでしてェノアーノに取り入りたいのか!!
・同じく試合後、ェノアのチームバスが1台立ち往生して、他のバスを通れなくして渋滞を巻き起こす。おめーら迷惑しかかけねーなー
勝ちたかったが、最低最低限の引分け。この結果DERBYの通算成績は以下の通りとなった
DERBY della LANTERNAの通算成績(116試合)
- SAMPDORIA 42勝 142得点
- 45引分け
- enoa 29勝 124得点
以下が直近10試合のDERBY。サンプが1シーズンだけBに落ちた後、セリエAに昇格した2013-14シーズンから↓↓直近10試合はサンプの6勝2分け2敗と格の差を見せつけている!
1. 2018/04/07 SAMPDORIA 0-0
2.2017/11/04 0-2 SAMPDORIA
得点:ラミレス、クアリアレッラ
3.2017/03/11 0-1 SAMPDORIA
得点:ムリエル
4. 2016/10/22 SAMPDORIA 2-1
得点:ムリエル、リゴーニ、オウンゴール(イッツォ)
5. 2016/05/08 SAMPDORIA 0-3
得点:パヴォレッティ、スソ×2
6. 2016/01/05 2-3 SAMPDORIA
得点:ソリアーノ×2、エデル、パヴォレッティ
7. 2015/02/24 SAMPDORIA 1-1
得点:ヤゴ・ファルケ、エデル
8. 2014/09/28 0-1 SAMPDORIA
得点:ガッビアディーニ
9. 2014/02/03 0-1 SAMPDORIA
得点:マクシ・ロペス
10. 2013/09/15 SAMPDORIA 0-3
得点:アントニーニ、カライオ、ローディ
まぁとにかく痛い引き分けだ。引き分けながら負けたような気分になったドリアーノは私だけでは無いだろう・・・そりゃあいつらは目標も無いから、強敵相手のアウェイ戦(一応)、そしてDERBYの連敗を止めただけで御の字なのだろうが、ヨーロッパを目指すためにはそんなのに付き合っている余裕は我々には無いのだから。そして次は 厳しいアウェイでの逆賊ユーヴェ戦が控える。とは言ってもアンダータも勝ってるし、5年前にはアウェイでもイカルディのドッピエッタで快勝した事も有る。決して不可能では無い。残り7試合。何とか勝点1でも!
Genova e' solo Blucerchiata!!
次節:セリエA 第32節 2018年 4/15(日) 対逆賊ユーヴェ@トリノ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)
’17-’18 SERIE A
31試合 14勝6分11敗 勝点48 得点50 失点46 得失点差+4 現在 8位
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