NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

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第127回スキルアップセミナー「認知症サポーター研修」

2015-05-15 10:59:53 | スキルアップセミナー

集改センター恒例の第127回スキルアップセミナーの報告をいたします。


 第127回 スキルアップセミナー 報告
 開催日:2015年(平成27年)5月13日(水)
 テーマ:「認知症サポーター研修」
 講 師:友森合美(大阪市中央区社会福祉協議会/見守り支援ネットワーカー)
 大槻将史(同)、鴨田和彦(行政書士)※敬称略



 <セミナー概要>
 ■65歳以上の高齢者10人に1人、85歳以上4人に1人が認知症。
 現在、約462万人が認知症と言われている。世界一の長寿命国「日本」の現状です。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%9D%87%E5%AF%BF%E5%91%BD%E9%A0%86%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88


 ■認知症サポーターの役割とは、認知症について正しい知識を持ち、誰もが安心して暮らせる地域を目指して活動するボランティアです。
 認知症は突然症状がでるのではなく、徐々に進行します。おかしいと気付いたら、かかりつけ医に相談。治療薬で認知症の進行を遅らせることができます。


 ■認知症の人への接し方、三つの「ない」、驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない。
 「自覚症状がない」のは大きな間違い。実は、本人が一番苦しんでいるのです。


 ■成年後見制度とは、認知症などで判断力が不十分な方を法的に支援する制度で、第3者等が本人の財産管理や契約等を行います。すでに認知症になっている方は、法定後見制度が適用さ、平成25年では34,548件の申立てがありました。
 申立ては、本人、配偶者、4親等内の親族が家庭裁判所に行うことができ、裁判所が後見人や報酬を決定します。


 ■マンション居住者の高齢化が加速しています。戦後に誕生した団塊世代が5年後には後期高齢者に入っていきます。10年後には80歳を迎え、4人に1人が認知症になると考えると、マンショ管理組合も様々な対応が求められます。

 40名が参加し、終了後「認知症サポーター」の目印となる「オレンジリング」が受講者に支給されました。マンションでも「オレンジリング」を付けたサポーターの登場が期待されます。



 ~~ 次回:第127回スキルアップセミナー 6月3日(水)午後3時から ~~
テーマ:「管理不全の分譲マンションで、何が起こっているか」
 講 師:枝 俊男、木村長敏(マンション管理士/集改センター副代表・管理運営部会)
 投資型リースマンション、リゾートマンションの管理問題、
 これに加えて近年増えている「シニア向け分譲マンション」でも管理の問題が発生。
 これらの問題点を徹底分析し、問題点と改善策を考えたいと思います。



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