NPO集改センター(NPO法人 集合住宅改善センター)活動レポート

大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、福岡を中心に大規模修繕工事やマンション管理運営をサポートいたします。

第22回 集改塾 「マンション再生/長寿寿命化」

2016-03-07 18:10:34 | 集改塾

集改センターは大阪建築会館で、3月3日(水曜日、午後7時00分~8時30分)、今年度最後の第22回目の集改塾を開催しました。

最初の20分、前月に引き続き塾生が講師を務め他の塾生に工程表の解説を行い、その後、塾長により「マンション再生/長寿寿命化 ~マンションにおける二つの老い(人・建物)について考えてみる~」をテーマに講義がありました。

 

< 塾生(塩月啓太 高分子㈱)の声 >

白石さんより「2級施工管理技士受験のための講義 第二回目」として工程表のお話をして頂き、工程表に関してバーチャートやS曲線工程表、ネットワーク工程表など普段目にしているものでも正式な名称を知らない、自らの浅学さを思い知らされる結果となり、より一層の精進をと痛感致しました。

また、松山先生よりお話をして頂いた「マンション再生長寿命化~人・建物について考える~」のお話では、ニュースや新聞記事など身の回りの情報の中でも耳にする事の多い高齢化について、グラフ化した実際の数字を目にし、その変化を比較すると今まで漠然と高齢者が増えていると感じていたものが、実際にどの程度の比率で変化しているのかを改めて理解し、想像以上の推移に驚愕致しました。

その事を踏まえ、自らが携わっている「マンションの改修・修繕」という職務にどう活かす事ができるのか、営業としてなにができるかを考えた際、住民様のニーズを汲み取り、不満や不安解消の一助となれるよう提案していくことが大切であるのではないかと感じました。

改修工事を行うにあたり、防水や美観を保つことも重要なファクターである事は確かだが、その根本にあるのは「資産価値の向上」であると改めて実感致しました。

講師を担当して頂きました松山先生・白石さん、工程表の補足をして頂きました塗師田さん、ありがとうございました。

 

< 塾長の声 >

2年目最後の塾を無事終了することが出来ました。回を重ねるごとに塾生同士のコミュニティが徐々に育まれてきたようなこの2年間ではなかったかと思っています。

昨年に続き皆勤となる塾生がおり、また1級管工事施工管理技士と2級建築施工管理技士に合格した塾生がそれぞれ1名でてきました。来年度も塾生のスキル&モラルアップを目指し続けてさらにバージョンアップする集改塾を開催します。

 

 

 


第136回 スキルアップセミナー 報 告

2016-03-07 18:03:55 | スキルアップセミナー

  集改センターのスキルアップセミナーの報告です。

 開催日:2016年(平成28年)3月2日(水)
 テーマ:「マンション再生&長寿命化」
 ~マンションにおける二つの老い(建築・人物)について考えてみる~
 講 師:松山 功(代表理事、一級建築士)



 <セミナー概要>
 ① 居住者(人)の老いについて「高齢化人口の推移」「人口・世帯数の推移」「高齢者世帯数の推移」をグラフで見る。
 ②
 人口推移(少子化・高齢社会の到来)を、国土交通省のグラフで見る。主要国65歳以上の人口割合では、2000年に日本がトップ(18%)とな、020年(30%)、2050年には40%となる。
 ③
 マンションの老いでは、築30年を超えるマンションは、約20年後には450万戸となりマンション全体の50%を占めるであろう(内、築50年超:150万戸)。
 ④ マンションの建替えの実施状況、建替え事例、建替え成功要因、失敗要因等の紹介等の説明が行われた。



 ~ 次 回 開 催予 告 ~
 ■第137回スキルアップセミナー 2016年4月6日(水)午後3時から
 テーマ:「理事長の権限範囲と責任」
 講 師:九鬼正光氏(弁護士、NPO集改センタ一正会員)
 管理組合の理事長の権限は何に基づくものか。
 具体的な管理業務を単独で執行できるのか。
 理事長が独断専行したときの責任は、管理組合か個人か。
 さらに、管理組合と取引する、コンサル、工事業者、管理会社、保守点検業者等
 管理組合との契約・取引に注意すべきことは。