
一昨年、昨年と、夏休みはカミさんの実家がある天草での休日をレポートしました。
残念ながら、今年はできそうもありません。。。
実は、天草の母が病に倒れました。
病は、こともあろうに、癌なのです。
脳腫瘍でした。しかも膠芽腫。
手術では、全てを取り切ることができず、悪名高き放射線と抗がん剤による治療が
続いています。
強烈な頭痛と嘔吐。そんな症状が出てから、熊本市内の病院に救急搬送された義母。
地元の病院では処置できないほどにステージが上がった状態では、私が、いくら自分
の経験から、抗がん剤治療の厳しさを語ったところで、家族はどうすることもできま
せん。
いったい、何をどうすれば、早期発見できるのか。。。悔しいです。
義母は、定年からまだ2年。波乱万丈な人生が続きます。
カミさんとその兄弟姉妹たちは、祖母、私、そして実母と、既に3回目の癌患者の
看病です。その献身的な姿を見れば、涙が出ます。
まったく、人生とは不条理です。
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しかし、義母は、病気を受け入れたかのように、文句のひとつも口にすることなく、
過酷な治療に耐え、黙々とリハビリに励んでいます。入院当初に見られた記憶障害
も言語障害も、少しずつではあるが、確実に改善してきました。顔色も良くなり、
食欲も出てきました。周りが落ち込んでる場合ではありません。
私の小学生の息子も状況を受け入れ、夏休みの毎日を、見舞いに充てています。
千羽鶴を折り、また、病院の中では、同じ境遇の子どもと友達になりました。
義母を担当してくれた、実地研修中の学生看護師のひたむきさに触れることもでき
ました。
大丈夫!回復を信じて取り組むのみです!
病気は憎い。しかし、病気が人生に深みを与えてくれることもまた事実のようです。
前向きに生きたい、と思います。
癌はなぜ発生するのか。
その答えが早く見つかることを願うばかりです。
何度も言いますが、癌を「やっつける」視点だけでは、うまくいかないと思うから。
24時間完全看護の現場で奮闘する看護師各位に敬意を表します。
医療の現場に関わる全ての人を応援します。
Toshi