想像してみよう
自民党憲法改正草案を読む/番外97(情報の読み方)
選挙に誰かが立候補する
演説会がある。意見を聞きにいく。
その会場のまわりに自衛隊がいる。
武器を持っている。戦車も出ている。
ヘリコプターも飛び回っている。
爆撃機も飛んでいる。
防衛大臣が出てきて、
「自民党に投票してください。
自衛隊としてもお願いしたい」
それは、お願いだろうか。
威圧ではないだろうか。
強制ではないだろうか。
自衛隊員は会場を取り囲んでいなかった。
武器を持った人はいなかった。
戦車もヘリコプターも戦闘機も飛んでいなかった。
そう人は言うかもしれない。
でも、それはその人の目に見えなかっただけかもしれない。
稲田には武器を持った自衛隊員が、
戦車が、ヘリコプターが、戦闘機が
はっきりと見えていたかもしれない。
もしあなたが自衛隊を監督する防衛大臣だとして、
「自衛隊」ということばを口にするとき、
隊員を、武器を、戦車を、戦闘機を、
まったく思い浮かばずに何か言うだろうか。
責任者なら、いま、自衛隊員が何をしているか想像するはずだ。
武器を持って戦っているのか、戦車の手入れをしているか、
彼らはいま、どこにいるのか。
「自衛隊としてお願いしたい」
といったとき、そこには自衛隊がいたのだ。
武器を持って、戦車を並べて、ヘリコプターで監視して、
そこにいたのだ。
想像してみよう。
憲法改正の国民投票のとき、
自衛隊が投票所を取り囲む。
「自衛隊を合憲だとする改正案に賛成してください」
自衛隊員が手に持った武器が見える。
銃口が動いた。
反対と書いたら殺されるかもしれない。
投票したくない、逃げよう、
そうしたら戦車にひき殺されるかもしれない。
空手はヘリコプターが見張っている。
逃げられない。
想像してみよう。
ここは「天安門」なのだ。
政府に反対意見を言う。
すると自衛隊が出動してくる。
武器を持っている。戦車が道を塞ぐ。上空からは
ヘリコプターが監視している。
戦闘機はビルごと破壊しようとしている。
想像してみよう。
防衛大臣が「お願いします」という。
それは「お願い」なのか。
命令ではないのか。
想像してみよう。
国民の安全を願って自衛隊に入った人が、
いま武器を持って、国民に武器を向けている。
政府に反対しているからという理由で、
国民のいのちを狙っている。
思想の自由を許されず、
思想を弾圧するために、
武器を持たされている。
想像してみよう。
その防衛大臣を任命したのはだれなのか。
防衛大臣は、任命者の言うがままに発言しているのかもしれない。
想像してみよう、
安倍内閣総理大臣は、
「私は国の最高責任者だ」という。
「私は頭に来たら政策をどんどん変えるのだ」という。
想像してみよう。
安倍が稲田を利用して、
「自衛隊をつかって、政府批判を鎮圧しろ」と言う。
「ただし、脅すな、批判すると殺すぞとは言うな、
お願いします、と頼め。」
想像してみよう。
いま起きていることは、これからどうなるのか。
いま、そこに武器を持った自衛隊員が見えないのは、
ほんとうにそこにいないのか、
それとも隠れるように指示されているだけなのか。
想像してみよう。
#安倍を許さない #憲法改正 #加計学園 #天皇生前退位 #稲田防衛大臣
自民党憲法改正草案を読む/番外97(情報の読み方)
選挙に誰かが立候補する
演説会がある。意見を聞きにいく。
その会場のまわりに自衛隊がいる。
武器を持っている。戦車も出ている。
ヘリコプターも飛び回っている。
爆撃機も飛んでいる。
防衛大臣が出てきて、
「自民党に投票してください。
自衛隊としてもお願いしたい」
それは、お願いだろうか。
威圧ではないだろうか。
強制ではないだろうか。
自衛隊員は会場を取り囲んでいなかった。
武器を持った人はいなかった。
戦車もヘリコプターも戦闘機も飛んでいなかった。
そう人は言うかもしれない。
でも、それはその人の目に見えなかっただけかもしれない。
稲田には武器を持った自衛隊員が、
戦車が、ヘリコプターが、戦闘機が
はっきりと見えていたかもしれない。
もしあなたが自衛隊を監督する防衛大臣だとして、
「自衛隊」ということばを口にするとき、
隊員を、武器を、戦車を、戦闘機を、
まったく思い浮かばずに何か言うだろうか。
責任者なら、いま、自衛隊員が何をしているか想像するはずだ。
武器を持って戦っているのか、戦車の手入れをしているか、
彼らはいま、どこにいるのか。
「自衛隊としてお願いしたい」
といったとき、そこには自衛隊がいたのだ。
武器を持って、戦車を並べて、ヘリコプターで監視して、
そこにいたのだ。
想像してみよう。
憲法改正の国民投票のとき、
自衛隊が投票所を取り囲む。
「自衛隊を合憲だとする改正案に賛成してください」
自衛隊員が手に持った武器が見える。
銃口が動いた。
反対と書いたら殺されるかもしれない。
投票したくない、逃げよう、
そうしたら戦車にひき殺されるかもしれない。
空手はヘリコプターが見張っている。
逃げられない。
想像してみよう。
ここは「天安門」なのだ。
政府に反対意見を言う。
すると自衛隊が出動してくる。
武器を持っている。戦車が道を塞ぐ。上空からは
ヘリコプターが監視している。
戦闘機はビルごと破壊しようとしている。
想像してみよう。
防衛大臣が「お願いします」という。
それは「お願い」なのか。
命令ではないのか。
想像してみよう。
国民の安全を願って自衛隊に入った人が、
いま武器を持って、国民に武器を向けている。
政府に反対しているからという理由で、
国民のいのちを狙っている。
思想の自由を許されず、
思想を弾圧するために、
武器を持たされている。
想像してみよう。
その防衛大臣を任命したのはだれなのか。
防衛大臣は、任命者の言うがままに発言しているのかもしれない。
想像してみよう、
安倍内閣総理大臣は、
「私は国の最高責任者だ」という。
「私は頭に来たら政策をどんどん変えるのだ」という。
想像してみよう。
安倍が稲田を利用して、
「自衛隊をつかって、政府批判を鎮圧しろ」と言う。
「ただし、脅すな、批判すると殺すぞとは言うな、
お願いします、と頼め。」
想像してみよう。
いま起きていることは、これからどうなるのか。
いま、そこに武器を持った自衛隊員が見えないのは、
ほんとうにそこにいないのか、
それとも隠れるように指示されているだけなのか。
想像してみよう。
#安倍を許さない #憲法改正 #加計学園 #天皇生前退位 #稲田防衛大臣
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