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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

英語民間試験はだれのためのもの?

2019-10-31 10:33:48 | 自民党憲法改正草案を読む
英語民間試験はだれのためのもの?
             自民党憲法改正草案を読む/番外301(情報の読み方)

 2019年10月31日の読売新聞(西部版・14版)に、萩生田の「身の丈」に応じた受験の続報が載っている。自民党内にも「受験機会に嵯峨できるのは問題があるのではないか」という声が出始め、試験実施を先送りにする案が出ているという。
 それをつたえる記事の最後の部分。(二面)

 政府内には「大多数の大学や高校の関係者は予定通りの実施を前提に準備している。受験機材などに巨額の投資をした試験団体から国が損害賠償を請求される恐れもある」(文科省幹部)と予定通りの実施を求める声も根強い。

 私は、怒っていいのか、笑っていいのかわからなくなるくらい悲しくなった。
 一番問題の「受験生」のことを、この発言をした「文科省の幹部」は考えていない。受験によって一生の全てがきまるわけではないだろうが、受験生は一生のすべてがかかっていると思い受験に臨む。その受験生のためなら、どんな犠牲があってもいいじゃないか。どうして、そう考えられないのだろう。
 それにしても「損害賠償を請求される恐れ」には、まいる。結局、「金」のことし考えないのが官僚であり、その「金」を中心に見ていくと、また違ったものも見えてくる。
 この文科省幹部は「受験機材などに巨額の投資をした試験団体」と書いているが、その「巨額の投資」はどこへ行ったのか。「受験機材」の製作、販売会社である。つまり、今回の「英語民間試験」では「受験機材関係者」が「利益」を上げることができる。いままで売れなかった機材が、年に一回(あるいは二回)つかわれるだけのために売れる。そのもうけは、きちんと「税金」のかたちで国に納められるかな? もしかすると「おかげで大もうけさせていただきました。これは気持ちばかりのものですが……」という具合に文科相幹部やそれにつながる政治家にも還元されるのではないのかな? 萩生田には、どんなメリットがあるのかな?
 きっと「萩生田さんは、機材メーカーからキックバックがあったからそれでいいだろうけれど、私ら試験問題をつくっている側には何のメリットもないじゃないですか。試験が延期になって大損した。どうしてくれるんですか」と苦情をいわれるのを恐れてるんだね。(これを言いなおしたのが、損害賠償請求だけれど)。そして、もしそういう苦情がよせられるのだとしたら。
 きっと、それは。
 民間英語試験を受ける受験生は、いつも検定試験を受けるひとの数よりはるかに多い。つまり受験料収入も莫大なはずである。なんといっても民間試験を受けないことには大学受験ができない。この民間試験期間の収益は、きちんと納税されるかな? やっぱり一部は官僚や政治家に還元されるのではないのかな? 萩生田がなんとしてでも民間試験を導入したいのは、「利益還元」を期待しているからじゃないのかな?
 私は、そんなことも考えるのである。

 ひとはいつでも本音がもれてしまう。どんなに隠しても、ことばには、そのひとの思っていることが出てきてしまう。
 だから新聞を読むのが楽しい。その日のニュースの量しだいで削除されてしまうかもしれないものが、ときどき「おまけ」のようにして残っている。そして、そういう部分にこそ、笑いだしたいような、泣きだしたいような、「むごたらしい本音」がむき出しになっている。言った本人は「隠して話している」つもりなんだろうけれど。 



#安倍を許さない #憲法改正 #天皇退位 
 


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