順序が逆
自民党憲法改正草案を読む/番外143(情報の読み方)
2017年11月05日の読売新聞(西部版・14版)の1面。
という見出し。
安倍は、戦争をはじめるみたいだ。戦争がしたくてたまらないらしい。戦争が始まると、だれも安倍を批判しなくなる。みんな死ぬのはいやだからね。殺されるのはいやだからね。戦争が始まっているのに、「戦争反対」とは言えなくなる。
読売新聞によると、在韓邦人は6万人、在韓アメリカ人は20万人とある。米軍基地があるから日本人より多いのかもしれない。
そこで気になるのが、邦人、アメリカ人の韓国からの脱出策。
安倍は米軍艦船で日本人を救出するイラストを示して、戦争法の必要性を訴えたが、米軍にそういう余裕はある? アメリカ人より先に日本人を救出したら、アメリカ本国で問題になるだろうなあ。アメリカ人を退避させる米艦船を日本の自衛隊が援護する(守る)ということが優先的に求められるのではないか。(数の多い方を優先する、というのは、ほら「国会の質問時間」で自民党が打ち出した方針でしょ?)
それよりも気になるのが、次の部分。
北朝鮮と戦争したくてたまらないらしいが、戦争をするなら、それなりの準備が必要。まず、韓国との関係を改善し、いつでも協力できる体制にしておかないといけない。
アメリカが日本を助けてくれると、安倍は簡単に信じきっているようだが、海の向こうの遠い国よりも、いちばん近い韓国と協力できなくて、どうやって戦争するつもりなのだろう。
順序が逆だろう。
まず韓国との関係を良好なものにし、何が起きても協力できるようにする。信頼関係が必要だ。信頼関係がゆるぎのないものになってから、戦争の準備をする。良好な関係ができないなら、戦争そのものをあきらめる。
というか、戦争をおこさせないために何をするか、ということを考え、探し続けなければならないのだけれど。
アメリカは、朝鮮半島と日本で戦争が起きているかぎりは、本国が攻撃されることがない(少ない)。ベトナム戦争や、かつての朝鮮での戦争を思い出すだけでいい。ほかの中東での戦争も思い浮かべてみよう。
アメリカは世界戦略として「戦争」を考えている。「戦場」になる国のことなど考えはしない。そんな国の大統領と「邦人退避策」を協議すれば、「米人退避策」のために日本は何ができるか、と問われるだけだ。トランプはまず「米人退避策」を主張する。こんなことは、あたりまえだけれど。この「あたりまえ」のことが安倍にはわからない。自分中心にしか考えられない。
アメリカに視点を移せば、
という見出しになるはずである。
こういう簡単な論理を無視して、安倍の自己中心的な考えが、新聞にそのまま載っているということが、とてもおそろしい。
トランプは日本だけを訪問するのではない。安倍とだけ会談するわけではない。トランプは「アジア」を訪問し、アメリカの「戦略」を説明するのである。アメリカが中心なのであって、日本はその戦略の一部。安倍がトランプと一緒に韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問するわけではない。安倍は、「蚊帳の外」とまではいわないが、単なる「脇役」だ。
#安倍を許さない #安倍独裁 #沈黙作戦 #憲法改正 #天皇生前退位

自民党憲法改正草案を読む/番外143(情報の読み方)
2017年11月05日の読売新聞(西部版・14版)の1面。
朝鮮半島有事/邦人退避策 協議へ/首相 来日トランプ氏と
という見出し。
安倍は、戦争をはじめるみたいだ。戦争がしたくてたまらないらしい。戦争が始まると、だれも安倍を批判しなくなる。みんな死ぬのはいやだからね。殺されるのはいやだからね。戦争が始まっているのに、「戦争反対」とは言えなくなる。
読売新聞によると、在韓邦人は6万人、在韓アメリカ人は20万人とある。米軍基地があるから日本人より多いのかもしれない。
そこで気になるのが、邦人、アメリカ人の韓国からの脱出策。
安倍は米軍艦船で日本人を救出するイラストを示して、戦争法の必要性を訴えたが、米軍にそういう余裕はある? アメリカ人より先に日本人を救出したら、アメリカ本国で問題になるだろうなあ。アメリカ人を退避させる米艦船を日本の自衛隊が援護する(守る)ということが優先的に求められるのではないか。(数の多い方を優先する、というのは、ほら「国会の質問時間」で自民党が打ち出した方針でしょ?)
それよりも気になるのが、次の部分。
日本政府は、釜山港などから日本までは、海上自衛隊の油送艦などでピストン輸送を行いたい考えだが、韓国は同国内での自衛隊の活動に否定的で、実現のメドは立っていない。
北朝鮮と戦争したくてたまらないらしいが、戦争をするなら、それなりの準備が必要。まず、韓国との関係を改善し、いつでも協力できる体制にしておかないといけない。
アメリカが日本を助けてくれると、安倍は簡単に信じきっているようだが、海の向こうの遠い国よりも、いちばん近い韓国と協力できなくて、どうやって戦争するつもりなのだろう。
順序が逆だろう。
まず韓国との関係を良好なものにし、何が起きても協力できるようにする。信頼関係が必要だ。信頼関係がゆるぎのないものになってから、戦争の準備をする。良好な関係ができないなら、戦争そのものをあきらめる。
というか、戦争をおこさせないために何をするか、ということを考え、探し続けなければならないのだけれど。
アメリカは、朝鮮半島と日本で戦争が起きているかぎりは、本国が攻撃されることがない(少ない)。ベトナム戦争や、かつての朝鮮での戦争を思い出すだけでいい。ほかの中東での戦争も思い浮かべてみよう。
アメリカは世界戦略として「戦争」を考えている。「戦場」になる国のことなど考えはしない。そんな国の大統領と「邦人退避策」を協議すれば、「米人退避策」のために日本は何ができるか、と問われるだけだ。トランプはまず「米人退避策」を主張する。こんなことは、あたりまえだけれど。この「あたりまえ」のことが安倍にはわからない。自分中心にしか考えられない。
アメリカに視点を移せば、
朝鮮半島有事/米人退避策 協議へ/大統領 訪日し、安倍首相と
という見出しになるはずである。
こういう簡単な論理を無視して、安倍の自己中心的な考えが、新聞にそのまま載っているということが、とてもおそろしい。
トランプは日本だけを訪問するのではない。安倍とだけ会談するわけではない。トランプは「アジア」を訪問し、アメリカの「戦略」を説明するのである。アメリカが中心なのであって、日本はその戦略の一部。安倍がトランプと一緒に韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問するわけではない。安倍は、「蚊帳の外」とまではいわないが、単なる「脇役」だ。
#安倍を許さない #安倍独裁 #沈黙作戦 #憲法改正 #天皇生前退位

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