![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/57/e13c63d4b356894d9b1d5d25f8519038.jpg)
DEEPの中心人物はRusty Evansという人物である。
シノワレコードDEEP特集もようやくこの本丸攻めまでやって来ましたよ!
ラスティ・エヴァンス氏は本名はMarcus Uzilevskyといい、 ブルックリンでお生まれになられた。ニューヨークのアートデザイン学校に通われた経歴をお持ちだ。実はこのラスティ・エヴァンス氏は著名な画家であり、本名のMarcus Uzilevskyとして50回以上の個展を開かれ、さらにいろんな賞も受賞されているらしい。風景画が有名なんだそうで、世界中の博物館のパーマネントコレクションになっているのもあるのだとか(HPのバイオグラフィより)。ちなみにあのDEEPのジャケットの絵はご自身の手によるのものだ。
これは次の回あたりで詳述するが、現在も現役バリバリでミュージシャンとしても大活躍中である。
なお、こちらでは2002年のマーカス師匠のインタビューが見れる。襟を正して師匠のお言葉を拝聴しよう。
このマーカス師匠ことラスティ・エヴァンス氏は、DEEP前にすでにかなりのキャリアのあるミュージシャンである。いろんな資料を参考にその足跡をまとめてみた。
・1957年、10代(おそらく18才)でロカビリー歌手としてデビュー。曲は 「I Lived, I Loved and Lost/Midnight Special」(Brunswickレーベルより)で、ローカルヒットしたらしい。ラジオ番組のホストもつとめるような人気(?)だったそうだ。
・1958年、「Talkin’ From Your Heart」をリリースし、再びシーンに現る。
・1962年ころ、NYのグリニッジビレッジに移って、フォークシンガーに転身。
・ フォークカフェに出入りし、ボブ・ディラン、Fred NeilやDino Valenteと一緒に演奏したこともあるようだ。
・CBS、Reprise、Folkways/Smithsonianでフィル・スペクターと一緒にプロデュースの仕事をしていたことがあるようだ。
・ピーター・トーク(モンキーズ)や、スティーブン・スティルス(バッファロースプリングフィールドCS&N)、そしてデビッド・クロスビー(バーズ)とは友人らしい。
・1963年に始めてのソロアルバム『Songs of Our Land』をリリース。その後、アルバム『Railroad Songs』、『Live at Gerde’s Folk Sity』をリリースしているようだ。こちらは現物が確認できていないので、ソロ名義かそれとも何かのバンド名義かは不明。わかり次第更新しておきます。なお、ファーストアルバム『Songs of Our Land』はGEMMで検索するとそんなに高価ではない。最安値は3ドルちょいだ(涙)。
・1963年(?)、「CROSSTOWNERS」名義でシングル「THE SAGA OF GEORGIE'S LAST SUBWAY RIDE / WAY DOWN IN THE MINE」をリリースしている模様。
・1964年、「All Night Singers」名義でRepriseよりアルバムを出している。このアルバムはシノレコDEEP調査班も入手済みだが、女性二人とラスティ・エヴァンス氏による三人組のグループで凛とした硬派フォークという感じ。聴き応えがある。なお次回に詳述するが、DEEP仲間のMark Barkan氏との共作の曲がすでにこのアルバムに見られる。
・1965年になって、ディランがエレキになったり、バーズが結成されたりして、マーカス師匠も新しいフォークを模索していたようだ。
・1965年に、滞在していたロスで発展途中のサイケ文化に出会ったそうだ。
・「Here We Are」という曲のデモテがロスのレコード会社The President Of Take Six Records(このレーベル?は詳細不明)に認められ、ロスに行ったらしい?(未確認情報)ちなみにこの曲はシノワヒが敬愛するBOB LINDの影響が濃いようだ。
・1965年、ロスに行っての数日間のうちに彼は曲を書き、「1983/The Life Game」としてレコーディング。Musicorrecordsからシングルリリースされた模様(このレーベルはジーン・ピットニーやら、プラターズやらのリリースがある。マイナーポップサイケのFederal Duckもここのリリースだ)。この両曲はコレクタブルズのPsychedelic moodsシリーズのVol5『Marcus demo』に収録されている。スペーシーなSEなどが入っており、直接的にサイケを意識したアシッドフォークの中ではかなり早期の黎明期のものであるといえよう。B面はアシッドガレージな雰囲気に溢れており、あたかもSEEDSのような感じだ。
・そして、このレコーディングののち、ロスからニューヨークに戻りデモを作成し始めたとのこと。コレが直接DEEPやら、Freak Sceneの布石となるようだ。このデモも上記『Marcus demo』に収録されている。マーカス師匠のロスでのサイケ原体験が一気にマイブームを超え、大噴火したようだ。
DEEPファンなら『Psychedelic moods Vol5』はマストアイテムです。
このコレクタブルズのPsychedelic moodsシリーズはまだアマゾン.comで余裕で手に入ります。
【 続く 】
シノワレコードDEEP特集もようやくこの本丸攻めまでやって来ましたよ!
ラスティ・エヴァンス氏は本名はMarcus Uzilevskyといい、 ブルックリンでお生まれになられた。ニューヨークのアートデザイン学校に通われた経歴をお持ちだ。実はこのラスティ・エヴァンス氏は著名な画家であり、本名のMarcus Uzilevskyとして50回以上の個展を開かれ、さらにいろんな賞も受賞されているらしい。風景画が有名なんだそうで、世界中の博物館のパーマネントコレクションになっているのもあるのだとか(HPのバイオグラフィより)。ちなみにあのDEEPのジャケットの絵はご自身の手によるのものだ。
これは次の回あたりで詳述するが、現在も現役バリバリでミュージシャンとしても大活躍中である。
なお、こちらでは2002年のマーカス師匠のインタビューが見れる。襟を正して師匠のお言葉を拝聴しよう。
このマーカス師匠ことラスティ・エヴァンス氏は、DEEP前にすでにかなりのキャリアのあるミュージシャンである。いろんな資料を参考にその足跡をまとめてみた。
・1957年、10代(おそらく18才)でロカビリー歌手としてデビュー。曲は 「I Lived, I Loved and Lost/Midnight Special」(Brunswickレーベルより)で、ローカルヒットしたらしい。ラジオ番組のホストもつとめるような人気(?)だったそうだ。
・1958年、「Talkin’ From Your Heart」をリリースし、再びシーンに現る。
・1962年ころ、NYのグリニッジビレッジに移って、フォークシンガーに転身。
・ フォークカフェに出入りし、ボブ・ディラン、Fred NeilやDino Valenteと一緒に演奏したこともあるようだ。
・CBS、Reprise、Folkways/Smithsonianでフィル・スペクターと一緒にプロデュースの仕事をしていたことがあるようだ。
・ピーター・トーク(モンキーズ)や、スティーブン・スティルス(バッファロースプリングフィールドCS&N)、そしてデビッド・クロスビー(バーズ)とは友人らしい。
・1963年に始めてのソロアルバム『Songs of Our Land』をリリース。その後、アルバム『Railroad Songs』、『Live at Gerde’s Folk Sity』をリリースしているようだ。こちらは現物が確認できていないので、ソロ名義かそれとも何かのバンド名義かは不明。わかり次第更新しておきます。なお、ファーストアルバム『Songs of Our Land』はGEMMで検索するとそんなに高価ではない。最安値は3ドルちょいだ(涙)。
・1963年(?)、「CROSSTOWNERS」名義でシングル「THE SAGA OF GEORGIE'S LAST SUBWAY RIDE / WAY DOWN IN THE MINE」をリリースしている模様。
・1964年、「All Night Singers」名義でRepriseよりアルバムを出している。このアルバムはシノレコDEEP調査班も入手済みだが、女性二人とラスティ・エヴァンス氏による三人組のグループで凛とした硬派フォークという感じ。聴き応えがある。なお次回に詳述するが、DEEP仲間のMark Barkan氏との共作の曲がすでにこのアルバムに見られる。
・1965年になって、ディランがエレキになったり、バーズが結成されたりして、マーカス師匠も新しいフォークを模索していたようだ。
・1965年に、滞在していたロスで発展途中のサイケ文化に出会ったそうだ。
・「Here We Are」という曲のデモテがロスのレコード会社The President Of Take Six Records(このレーベル?は詳細不明)に認められ、ロスに行ったらしい?(未確認情報)ちなみにこの曲はシノワヒが敬愛するBOB LINDの影響が濃いようだ。
・1965年、ロスに行っての数日間のうちに彼は曲を書き、「1983/The Life Game」としてレコーディング。Musicorrecordsからシングルリリースされた模様(このレーベルはジーン・ピットニーやら、プラターズやらのリリースがある。マイナーポップサイケのFederal Duckもここのリリースだ)。この両曲はコレクタブルズのPsychedelic moodsシリーズのVol5『Marcus demo』に収録されている。スペーシーなSEなどが入っており、直接的にサイケを意識したアシッドフォークの中ではかなり早期の黎明期のものであるといえよう。B面はアシッドガレージな雰囲気に溢れており、あたかもSEEDSのような感じだ。
・そして、このレコーディングののち、ロスからニューヨークに戻りデモを作成し始めたとのこと。コレが直接DEEPやら、Freak Sceneの布石となるようだ。このデモも上記『Marcus demo』に収録されている。マーカス師匠のロスでのサイケ原体験が一気にマイブームを超え、大噴火したようだ。
DEEPファンなら『Psychedelic moods Vol5』はマストアイテムです。
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【 続く 】
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