へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

母は今

2021年01月23日 | 日記
面会は緩和されるどころか、今一度、コロナ禍での規則の認識をと、

書面が送られて来ました。

先日、リモート面会の予約をし、

母の妹夫婦が行きます、と言うと、

「どちらから来られますか?」

近くであることを伝えると、「それなら大丈夫です」


遠くからの移動だと難しいようです。


面会して来た母の妹、叔母の報告によると、

「私のこと、わかんなかった」

兄弟の名前を言ったり、自分が母にかわいがってもらったことなど話しかけ、

付き添いの看護師さんもフォローして下さいましたが、

母は唄い出したり、

「あっちに行く」と立ち上がろうとしたり、

叔母が映っている画面を見ることも、あまりできていなかったそうです。


母は、おかあさんと呼ばれても自分と思わなくなりましたが、

兄弟の名前を口にすることはあったので、子供の頃に戻っているのかと思っていました。

叔母とは、兄弟の中でもよく会っていましたし、

顔を見て声を聴けば、思い出すか、刺激になるかなと思いました。

でも、だめだったようです。

叔母も、がっかりしていましたが、現状に納得もしていました。

実際に会えば、また違うかもしれないですし、

母には、少しでも感じるものはあったと思いたいです。



母親でもなくなり、

お姉ちゃんでもなくなり、

母は今、どんなところにいるんだろうなぁ、

誰とつながっているんだろうなぁと思います。