きぼう屋

生きているから生きている

また青年たちへ

2010年09月06日 | 教会のこと
今週の週報巻頭言です。

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「青年のみなさんへ その参」

当教会ほどの青年規模である教会の多くは、
青年たちを支える先輩が大勢おられ、
彼らの献金により青年の活動予算を十分に組むことができ、
また青年担当牧師を有給で招聘したりします。
またこれだけ青年がいる教会は
まず有給の事務スタッフがいます。
それにより青年たちは
奉仕よりも、聖書研究と祈り、交わりに時間をかけることができます。
それは10年後に教会の様々な大きな責任を担うことになる青年たちの訓練を
教会全体の業として決断的に行っていることでもあります。

しかし、
現在の当教会は青年のための牧師も事務スタッフも招聘できません。
青年会の活動が広がるだけの予算も組めません。
教会は青年が自主的に訓練してくれるところに賭けるしかない状況です。

でも私は、これは幸いな経験だとも思います。

すでにそうであるように、
青年が先輩たちと共に
執事を担い、
教会事務を担い、
礼拝準備、奉仕を担い、
教会学校を担い、
さらに、ほんの10年前と異なり青年層の収入が減少しているにもかかわらず、
キリストの働きのために、神の国に属する者として
献金することで、
青年たちのキリストと共なる働きを築いていくのが当教会の歴史となります。

そして先週の繰り返しとなりますが、
これらを担うためには、
これまでどおり具体的に顔を合わせ互いのために祈りあい、
聖書と証を分かち合うことが欠かせません。
しかも、
その証は成功物語でなく、
全ての事象の只中に必ずある
キリストの十字架を分かち合い担い合うものであることが大事です。

これら(交わり、奉仕、献金)をまとめて経験できていることは何よりの幸いな訓練です。

そしてみなさんが私に語ってくれている夢を一緒に追いかけましょう。
教会バンド結成、
貧困家庭の子どもたちのための塾、
留学生のホームとなること、
子どもがあふれる教会となること、
近代史を学び、国家や経済に流されず、主に従う人間となること、
本気で教会家族となること、など。

今の青年たちの信仰訓練と内容をもってすれば、
主がすべてを叶えると私は宣言できます。

そういう感じでニュータイプな青年会に
祝福あれ。