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The sky is the limit.

志を持ち、夢を追え。

「動けば雷電の如く

2008-08-08 13:01:31 | 読書
発すれば風雨の如し・・・」。
高杉晋作を評した伊藤博文の言葉です。
全くの革命家で、自らの手で治世しようとは全く考えてもいなかったし、
才も無かったと自覚していたようです。
いろんなタイプの人がいますからねぇ。
それぞれ適材適所の生き方があるということですね。
私もひとつ所にとどまるのは苦手な性質です。
何かしていないと落ち着かない性分ですし・・・。
などなど考え、見極め、自分の動き方や色を定めたいものです。
良いお年ですしねぇ(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

今月の読本は・・・⑥の続き

2008-08-06 11:17:02 | 読書
結局「世に棲む日々」と「関ヶ原」にしました。
ともに司馬遼太郎。
ほかにも手を出そうとするのですが、日本史を一貫して理解するのに
一番読みやすいし人間洞察が鋭く面白いですね。
あとは読みきり物を2冊ほどは読む予定。
全部含めて月平均4冊くらいの読書量ですね。

今日の朝練は有言実行を守り、天野山周回コース。
DST.25.86km AV.26.4km/h
平日の朝はこれぐらいで結構走り応え、充実感が得られますね。



玉木文之進

2008-07-10 10:23:44 | 読書
司馬遼太郎「世に棲む日々」の登場人物です。
吉田松陰の叔父さんで、松陰の少年時代の先生です。
松下村塾はこの人が創設者で、
松陰は実はその相続者だそうです。
この松下村塾から歴史を動かす人々がたくさん輩出されたんですねぇ。
すごいですね。
そういう上質な仲間やメンバーを現代でも見つけ、
切磋琢磨したいものです!

今月の読本は・・・④

2008-06-03 19:12:28 | 読書
今月は、
トーマス・マンの「魔の山」と、
司馬遼太郎「世に棲む日々」です。
「魔の山」は20代前半に読んで以来の再読です。
内容はほぼ忘れましたが、ドイツ文学らしく、
文章が明晰で論理的だったという記憶があります。
「世に棲む日々」は、
高杉晋作、吉田松陰が主人公の幕末ものです。


ラスコーリニコフ

2008-05-23 15:20:17 | 読書
罪と罰、読了。
読み終えた後にまだ心になにか残った感があります。
感銘と言うものなのか?分かりませんが、
アタマではなく心に響く作品でした。
主人公ラスコーリニコフの心理描写が具体的?で、
一貫したテーマのなかでの主人公以外の登場人物の描写、配置も絶妙でした。
なんて、かしこそうな感想は不要ですね。
非常によい作品でした。

罪と罰

2008-05-14 10:17:34 | 読書
上巻読了。
巻末近く、ラスコーリニコフの考え方が見事にまとめられた個所が特に魅せられました。
下巻に続く展開も面白く、当初のイメージより堅くなく小説って感じで読みよいです。
登場人物のロシア名はなかなか頭に入りにくいですが…。

今月の読本は・・・③

2008-05-01 08:06:33 | 読書
今月は引き続き、
司馬遼太郎「坂の上の雲」全8巻。で、ただいま7巻目、
日露戦争の戦況もそろそろピークです。
それと、ドストエフスキー「罪と罰」。
一時期、海外文学にはまっていたのですが、
タイトルから重くてこれは読んでなかったので挑戦。
他、読みきりものピーノ・アプリーレ「愚か者ほど出世する」です。
科学的に「バカ」が社会にのさばる、増加している原因を論証しています。
身近に感じられる箇所もあって、なかなか面白いです。
今月はこんな内容で並行読みです!

「翔ぶが如く」

2008-04-24 23:50:11 | 読書
全10巻、やっと読了。
西郷隆盛、大久保利通、川路利良、淵辺郡平・・・他。
偉人とそれに順ずる人々が鬼籍に入り物語は終了しました。
しかしながらその後にも引き続き、
東郷平八郎、大山巌、児玉源太郎、山本権兵衛、秋山好古、真之などの、
巨頭、天才が出現しています。
明治時代には、
現代に存在し得ない偉大な人物がたくさんこの世に輩出されたようです。
出来るならばほんの微量でも、
彼らの生き方、考え方から何かをつかみ取り、
自己に還元出来ればと思うのですが、
それが時代にそぐわない行為であるならば、
敢えてすべきことでもないのかなとも思えます。
まぁあまり考えすぎず、自然に身に入ることなら素直に受け入れていこうと思います。
しかし時代とは言え、
傑出した人物がいないのは今のこの国としてどうなんでしょうねぇ。
考えすぎかなぁ。



伊地知幸介

2008-04-07 19:42:36 | 読書
日露戦争時、
旅順のロシア軍攻撃を命じられた乃木希典の参謀に、
伊地知幸介という人がいました。
ロシア軍は旅順に要塞をつくり万全の防御です。
要塞は装備、武器を整え手順をきちんと踏まないと、
落とすことが出来ないというのが当時の常識だったのですが、
そういう大事なことを一切省みず、
人の忠告や進言も聞かず、自分のやり方を頑なに通したため、
2万人以上の日本兵が無駄に命を落としました。
日本の当時の軍部体制にも問題があったんですが、
それ以上に現実を見ず、頑なに自己の考えに固執し得たというのは、
それが許される環境ならば、現在でも起こりうる現象だと思います。
どのように対処べきでしょうか・・・。

正岡子規

2008-03-04 22:44:35 | 読書
「坂の上の雲」のストーリー中で、
今日、正岡子規の死去のくだりを読みました。
今まで教科書でしか知らなかった人物が、
小説の中で生き生きと描写されていたので、
その死についてもつい身近なものとして想像されました。
俳句や短歌というものは私の中ではいままで、
繊細でどちらかと言えば血の気の少ないような人が
細々と作っているようなイメージがなんとなくあって、
正直あまり興味もなかったのですが、
実際はすごく精神的筋力や情熱がないと、
表現し得ない、完成できないものだといこうことを、
感じさせられ、あらためて文学というものの奥深さを思わされました。
物事を認識する、感じる、思う、考える、
そのきっかけは人により違います。
ただ、たどり着く結果はアスリートでも職人でも文学者でも、
抽象化すれば同じような答えにたどり着くように思います。


今月の読本は・・・②

2008-02-20 00:04:35 | 読書
私の読解能力が低いのか、お酒を飲んでは寝る癖がついている為か、
今月はなかなか読書がはかどりませんでしたが、
先週末に一人っきりでまとめ読みをする時間がたまたま5時間程も恵まれたので、
とあるCoffee Shopで
「翔ぶがごとく」を一気読みして6巻から8巻の前半ほどまで読めました。
いよいよ西南戦争のくだりに差し掛かり、人知れず静かに熱中しています
「坂の上の雲」も日清戦争から一気に日露戦争直前まで読み進み、
早く先に読み進みたくて・・・楽しみです。


今月の読本は・・・

2008-02-13 00:34:16 | 読書
今月は司馬遼太郎の「翔ぶがごとく」、「坂の上の雲」を同時並行で読んでいます。
大雑把に言えば、「翔ぶがごとく」は明治維新成立後~西南戦争、大久保利通の暗殺まで。
「坂の上の雲」は西南戦争~日清戦争~日露戦争までが時代背景のその時代に生きた人たちのドラマです。
先月までは同じく司馬遼太郎の「竜馬が行く(文庫で全8巻)」と「翔ぶがごとく(同じく全10巻)」を平行読みしていました。
司馬大先生の人間洞察力、時代観察力は凡人では到達し得ない深さと広がりがあり、少しでもその叡智を著書を通じて感じえればと思います。
こういう良書にめぐり合えた運の良さに幸せを感じます!