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The sky is the limit.

志を持ち、夢を追え。

ブック オブ デイズ

2008-12-02 22:03:06 | 読書
今月は好調に読み進めている。
既に(延べ)4冊目。
まぁ読みやすいってこともあるけれど、
世界が広がる実感を感じつつ読み進めることは楽しい。
人にしか味わえない知の魅力。
反復運動ばかりしていては未来はないし、
自分を人として活かさなくては生きる値打ちが少なすぎて寂しい。
読書の仕方もあると思う。
知の集積のためにこもって読んでいては頭ばかりが大きくなり、
身体とのバランスが取れなくなるし、人として偏る。
私は日々生きていく上で、
無意識に実践できる何かを得たくて本を読んでいると思う。
本から知識を得るのは二次的なことで、本を通して著者の考えていること、
生き方を見極める、読む、と言うことが私にとっての読書だと思っている。
あるいは著者を鏡として自己と対話をするために読んでいるのだと思う。
知識は必要なときに必要なだけ手に入ると、
タカをくくっているところがどこかあるし、
なかなかそれだけのための時間を持ち得ない。
賢くなるためじゃなくて、自分が楽しくより良く生きるために読む。
このほうが健全で良いと思う。

今月の読本・・・⑩

2008-12-01 19:09:31 | 読書
先月は8冊で終了。
司馬さん・・・4冊
カートボネガットさん・・・4冊
バランスが偏ったような感もあるけど、面白いんだから仕方がないね。
今月は10冊必達!
今のところ、
茂木さん1冊
斎藤さん1冊
養老さん1~2冊
カートさん2冊は確保しているので、
他は、やっぱり司馬サンかなぁ?
読書は深いね。冬も読書だよ。

パパ ユーアー クレイジー①

2008-11-21 19:00:35 | 読書
読書に目覚めたのは結構遅くて、
確かフリーターしていたときだったから20代前半の頃だと思う。
初めて自分の意志で図書館で何気なく借りた本が、
椎名誠さんの「哀愁の町に霜が降るのだ」だったと思う。
平易で読みやすい文章なので取っ付きやすく、内容と表現がとにかく面白かった。
それまではせいぜいデザイン関係の本しか見ることがなかったので、
自分の中では大きな衝撃だった。
しばらく椎名さんの著書を読ませていただき、
そこから色々な本に興味が派生していった。
外国文学も一時はまっていて、
今もウイリアム・サローヤンの「ヒューマン・コメディ」や、
ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」は心に残っている。

ドリーム オブ ア バタフライ

2008-11-12 23:05:29 | 読書
今月4冊目、少し遅めのペース。
司馬さんの「胡蝶の夢」一巻の半分ほどのところ。
ある特定の作者の作品ばかり読み続けると、
自分の文体もそれに近くなってきて、
同じ内容でも表現の仕方が多少変わる。
司馬さんの場合は冷静で客観的な感じになるし、
カート・ボネガットならシニカルなユーモアで文章表現したくなる。
夏目漱石を読めば、文体が古風になる。
これは夏目さんというより、時代の影響だ。
要するに自分の文体なりスタイル、手法が確立されていないと言う事で、
別に素人だから気にする必要も無いのだろうけども、
やっぱりオリジナリティがほしいと欲をもつ。
良いではないか!!!

今月の読本~⑧、まとめ

2008-10-31 15:30:55 | 読書
今月も無事10冊読了。
延べで言えば12冊かな。
司馬さん4冊
茂木さん2冊
吉本さん1冊
夏目さん1冊
斎藤さん1冊
他?1冊(思い出せん)。
来月は司馬さんの「胡蝶の~」を読むつもり、全4?5巻?
カート・ボネガットさんのも読み始めています。
世界が広がるねぇ・・・。
時間さえあれば読書に耽りたいのですが、意外と電車の中が一番集中しやすい。
その次はCAFE。
意外と家では机に向かっても集中出来ない。
家は居心地が良すぎるのと、
用事があったり、子供がウロウロまとわりついたりで、中々ですね。

チェンジ オブ ライフ

2008-10-27 17:01:40 | 読書
読書の秋とかは関係なく、順調にこなしている。
今月ただいま9冊目。
司馬さんの「峠」は先々週に読了、先週は夏目漱石など2冊読んだ。
「峠」は感想をまとめることが難しいですね。
時代の転換期に伴う緊張感や藩や人の立場の難しさは、
比較的安易に今の社会に暮らす私達には想像し難い所です。
しかしながら自分の思想を持って、
緊張感を保ちつつ生きなければ未来が切り開けないのは、
今も昔も共通していることと思われました。
夏目漱石の「道草」は、明治という時代背景を思うと、
当時としては画期的な小説だったのではないかと思いました。
(私の時代認識が浅学なだけかもしれませんが)。
現代にも共通する人の悩みや考え方の適切な描写はすごいですよね、やっぱり。
あぁ、わたしももう少し良い文章を書かなくては、という気持ちにさせられました。
他にも色々読んだのですが、
吸収はしつつも自分なりのアウトプットは今のところこんなものです。
読書も運動も継続することによって、その人の心と体にジワッと影響を与えつづけます。
ふとした時にそれを実感して地味に驚くことがたまに、ある。
変化ってそういうものじゃなかろうか?

今月の読本~⑧続き

2008-10-08 16:15:28 | 読書
今月のメインは「峠」上中下巻、もちろん司馬さんの幕末物。
今日の時点で既に3冊目(茂木健一郎さん「脳と仮想」)なので、
順調なペースですね。
たくさん読むことに意義を求めているわけではないのだけど、
知識欲?じゃないけど、そういうような欲が私にたくさん本を読ませる。
まぁ月に10冊じゃ多いって言わないって人もいるだろうけど・・・。
夏目漱石も出来れば久々に読んでみたい。
偶然かどうか、司馬さん、吉本さん、茂木さんの本に夏目漱石のことが出ていたのと、
若いときと今とでは感じ方がずいぶん違うだろうという期待があります。


今月の読本~⑧

2008-10-03 13:10:41 | 読書
9月は合計10冊読了。
内訳は・・・
司馬遼太郎さん・・・5冊
茂木健一郎さん・・・2冊
吉本隆明さん・・・2冊
他(忘れた)・・・1冊
10月は買い溜めている本が3~4冊あるんだけど、
合間に読むような本ばかりなので、
なにをメインにして読むかな?楽しんで本屋内を逍遥しよう(*´∇`*)

姿勢

2008-09-26 13:06:24 | 読書
箸休めならぬ、読み休め、といっては大変失礼でしょうが、
長編小説など読んだ後は、同様のヘビーなものにはすぐに手が出ないので、
軽く、読みやすいものを選ぶのがいつものパターンです。
で、選んだ本は、吉本隆明さんの「真贋」。
随筆風なので、読み易いです。
かといって決して軽い内容ではありません、私が軽く受け止める姿勢で読むだけです。
読書以外のことでも言えるかもしれませんが、
集中しすぎれば自分を見失いますし、軽んずれば得るところが少ないでしょう。
なので、ほどほどの距離感を保ちつつ、
その距離もある程度の幅を含めて、という姿勢が私には一番良いように思えます。

「花神」読了。

2008-09-25 23:16:47 | 読書
上中下巻読了。
主人公の大村益次郎(=村田蔵六)ですが、
司馬さん、物語の登場人物全員がこの人物を測りかねたようで、
私も当然ながら理解できずに、当人のみ維新の仕上げを終え、
この世を旅だって逝きました。
今の時代ならば受け入れる事のできる人物だと思いますが、
(それでも困難かも知れませんが)
150年ほども前の日本に、
これほど理系で合理主義者の人物がいたというのは奇景であったと思います。
自分自身の事には全く無言の人では有りましたが、
しかしその心の内にある、
信念を貫く生き方は無意識に私の心に染み入って来たように感じます。
測りかねる人物は、敢えて測らずにいるほうが良いのでしょう。
人が人を測ることはおこがましい事で、
天命として自分のこの世の生を全うする事に集中する、
それが人としての真摯な生き方かも知れないですねぇ

大村益次郎

2008-09-19 18:19:13 | 読書
「花神」中巻読了。
ん~かなり変わった人ですね、大村益次郎という人は。
いや、顔じゃなくて性格が・・・ね。
でも偉人であるということ、自分の思想をしっかり持っていることは感じました。
引き続き下巻を楽しみに読みます!
あ、その前に買い溜まってきた他の本も読まなくては!
時間がいっぱいほしい!

リーダーズハイ?

2008-09-17 12:43:31 | 読書
最近本を読んでいたら、
ふとした時に自分の無知を思ったときがありました。
だからといって落ち込むとか感情的なものではなく、
言い換えれば自分の力量を客観的に感じられた瞬間がおとずれたという感じです。
読書を長い間していてこういう感じになったのは初めてでした。
それでどうってことはないのだけれど、
読書中に冷静に客観的に自分を見た実感がして、
ちょっと不思議な感じで記憶に残っていたので、
ブログった訳です。
本を読んでるのに自分のことを感じるなんてのは、
どうなんでしょうね。まじめな人に怒られるかな?

吉本隆明~「ひきこもれ」

2008-09-11 13:09:18 | 読書
箸休め、ならぬ読み休め?といっては大変失礼ですが、
歴史小説からはなれて、思想家吉本隆明さんの本を初めて読みました。
読みやすい文章なので、1日で読了。
大雑把に言うと、
ひきこもり=「悪」じゃなくて、そういう時期も必要な人もいるんだよ、
ひきこもりにも人生における価値があるんだよ、
無理やり引き出そうなんて素人が思っては駄目だよという話。
確かにメディアや型にはまった大人から見れば、
ひきこもりは病気、悪いことみたいなイメージがありますね。
でも、なんでもそんな単純に割り切れるものじゃないでしょう、人間は。
という考えは私にもぼんやりながら以前からありましたので、
読んで納得、理解を深めることが出来ました。
親としても子を型(=現代社会)にはめ込む教育をしよう、
などは親心としてもおこがましいこと。
そんなことより、人としての価値を認めてあげること、信じてあげること、
人として理解しようとすることが大事なんだと思います。
そうすることで、自然と子供は育っていくものですよね。
改めて思いました。

夏草の賦

2008-09-10 08:26:52 | 読書
上下巻、読了。
調略、智略、外交、前回読んだ「関ヶ原」と同様に、
戦国時代の大名の才能、胆力に圧倒されました。
家康や信長と違うのは、
当時の土佐は地理的に今で言えば、
遠い外国(3~10日も掛かる距離)であった為の不利があったようです。
その感覚はいまでは中々想像できがたいところです。
日本から欧米やアフリカ辺りまで攻め入るような感覚でしょうか?
それと、元親の気性が当時天下を取った人物よりも優しかったのかもしれません。
いずれにしても過酷な環境ですね、戦争のある時代、国は。
 今度は「花神」上中下巻。幕末~維新の長州の人物、大村益次郎がメインです。
大阪市内にも記念碑がどこかに有りましたね。
時代が変わると人の思考も行動も変化があります。
その変化を少しでも感じることができるのは現代人のありがたさですね。
現代につながる礎を築いて来た過去の偉人たち、
あるいはそうでもない人々にも感謝しつつ、秋の読書♪

今月の読本は・・・⑦続き

2008-09-04 12:42:44 | 読書
「関ヶ原」読了。
時代は違えど天下を取った家康が大事にしていたのは、
やはり、人間関係だと思いました。
(時代が時代なので、背後に武力、財力、政治は当然ついて回るのですが・・・)。
家康には権謀術数の限りを尽くすという悪いイメージがありますが、
正しい目的(=天下統一=平和とすれば)に正しく使う場合は、
権謀術数とはまた別な言葉がふさわしいのでは、と感じました。
家康により幕府が開かれ、
その後250年ほども太平の世が続いたことを思えば、
家康の業績、能力は凡人には計りがたいものがあるでしょう。
で次は、引き続き戦国時代が舞台の「夏草の賦」上下巻を読みます。
土佐の長宗我部元親がメインです。
家康とはまた違った人物像がみれるのか、楽しみです。