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The sky is the limit.

志を持ち、夢を追え。

生々流転

2009-08-05 12:50:10 | 読書
新選組のマイブームは去って久しいのだけど、
子母澤寛さんの語り口が好きで選んだ。
「勝海舟」ほどのストーリー性はなくて、
子母澤さん独特の軽妙な語り口も少し控えめだけれども、
史実を丹念に拾い調べ集めて当時の生々しい様子を知らせてくれる。
テーマが新選組なだけに血生臭い幕末の雰囲気がちょっと恐くもある作品だ。



新選組物語―新選組三部作 (中公文庫)
子母沢 寛
中央公論社

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来月から自分の場所で

2009-07-31 18:59:02 | 読書
めっちゃブログ書いたのにアップしたらバグってキレイに消えてしまった…。
もういいや( ̄‥ ̄)=3 フン
「空海の風景」読了とだけ書いておこうット。

次はコレ↓桑原武夫賞を受賞されたと言う事で久々の茂木さん。
茂木さんの視点はいつも深奥で熱い。
タイミング的に今の自分の状況にフィットするタイトルだな、なんか。


今、ここからすべての場所へ
茂木健一郎
筑摩書房

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文武の武を文で読む分には

2009-07-17 18:47:42 | 読書
あまり経験値のない分野の本。
でもそれはあまり関係ない(読書中毒だし)。
書き手が伝えたい事があるとすると、それを読み手がどのように受け取るかは、
読者の視点、考え方、思想などに寄ると思う。
どうせ自分の目には外しがたいウロコが入っているから、
どんな本からも学べる摂取量や質には限界がある。
ならば選ばず貪欲に読み漁るほうが良いようにも思う。
選ばずといったところで限られた視野なので、結果は選んだようになっているしね。




武術の新・人間学―温故知新の身体論 (PHP文庫)
甲野 善紀
PHP研究所

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異を歎く

2009-07-10 19:09:12 | 読書
宗教と政治は歴史を考えるときに切っても切れないモノの様で、
興味を持たざるを得なくなっての選書。
現代における宗教の存在意義はかなり希薄なように思うんだけど、
その原因なりを歴史を紐解く事によって少しでも感得出来ればと思う。



梅原猛の『歎異抄』入門 (PHP新書)
梅原 猛
PHP研究所

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悪源太義平

2009-07-06 20:02:30 | 読書
別に歴史を知りたいわけじゃないし、早く長く走れるようになりたい訳でもなく、
強くなりたいわけじゃない、と。
それはあくまで二義的なもの、生きることの過程で出来る結果であって、
それを目標にすると視野が狭くなる
(場合により一時的にそうしても良いとは思うけども)。
本当に知りたい事、身に付けたいことって、
私って何?とか、広義な適応性であったり。
(アイデンティティーを主張する気は毛頭なく、普遍性なんて大それたことは言わない)。
結構おじさんになったけれども、
まだ自分のテリトリーを限定してそこに注力するということは、
危険な生き方のような気がしてまだまだその気になれないのは未熟者だからか?
まだまだ収斂の時期ではない気分。
そんな事を思いながら日々を泳いでいる。



武将列伝 源平篇 (文春文庫)
海音寺 潮五郎
文藝春秋

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科学と歴史

2009-07-02 12:43:14 | 読書
たまにこういう科学系の本を読むのだけれども、
予備知識が歴史以上にないので、ひとより浅くしか読めていないと思う。
科学系にも海音寺潮五郎さんのような、
平易に且つおもしろく理解させてくれる著者がいらっしゃれば嬉しいのだけど、
今のところ福岡さん以外にめぐり合わせていない。
浅学もはなはだしい・・・。もう少し真剣に生きて来たらヨカッタ、なんちって。

全然関係ないけれど、
うちの職場にも福岡と言う方がいらっしゃって、変態の権威でもある(らしい)。
お血筋が良くて、山内一豊の掛川6万石以来の家老(福岡一左衛門)の血筋の人らしい。
幕末には板垣退助や後藤象二郎の同僚格の、
福岡孝悌(たかちか)という有名な方も出ていらっしゃる。
やはり身近に歴史は潜む。

できそこないの男たち (光文社新書)
福岡伸一
光文社

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河内

2009-07-01 09:35:35 | 読書
全4巻読了。
今回の司馬さんの作品は小説的な要素が強めで、
私の嗜好とは若干のズレはあったものの、面白く読めた。
現在の高知という街がこの時代から始まったことを具体的に知ると感慨深い。
限らず、どの都市にもそれなりの歴史と由来がその地名などに埋もれている。
面白いネ

功名が辻〈4〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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読んで候

2009-06-25 12:44:49 | 読書
司馬さん「功名が辻」全4巻中2巻まで読了。
ボチボチ政権が豊臣家から徳川家に移らんとするところ。
続きはもちろん気にはなるんだけども、
同じモノばかりを長期間読むと飽きるので、ちょっと間に全く別の本を挟むのが常。
懲りずにウチダモノを選択。




身体(からだ)の言い分
内田 樹,池上 六朗
毎日新聞社

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シンプルライフ

2009-06-22 18:33:21 | 読書
文学作品は昔ほど根気良く読めなかった。
まぁそのうちまた読める日が来るだろう、ということで歴史小説を選んで読み始めた。
直江兼継ブームの最中に山内一豊の本を読むのは流行とは全く無縁の話ではあるが、
何となく自分の中に順番があるので、まぁいいでしょう。
戦国武士のシンプルで苛烈な生き様をしばらく読み込んで行きます、全4巻なので。



功名が辻〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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キャットアイ

2009-06-16 12:52:33 | 読書
最近小説から離れていたので、私小説の原点とも言うべき漱石先生の著作を選んでみた。
読むのは3回目かな?
10台、20代でそれぞれ1回づつで30台後半にして3回目。
内容はスッカリ忘れているので、再読というより新規の感が強い。
文体も時代を経ているので、ちょっと読み進めづらくはあるけれども、それも勉強だね。
我何をか学ばんと欲す?!



吾輩は猫である (新潮文庫)
夏目 漱石
新潮社

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レリジオン

2009-06-12 12:47:50 | 読書
宗教に特に興味はない、「無宗教」と俗に言われる通りに。
今更何かを信仰するつもりもサラサラ無いのだけど、
歴史や世界を知る上で避けて通れないなぁ「宗教」ってモノは、
と、最近思っていたので選んだ1冊が「宗教と日本人」司馬さんの対談集。
何なんだろうね「宗教」とか「信仰」って。
歴史的にはかなり古くからあるモノだし、
例えば神社やお寺にしても、ほぼ観光名所としてしか見ていなかったので、
その意義とか精神性みたいなものを知ることが出来、
自分の世界を広げるキッカケになればと思う。渋いね、オレ。

宗教と日本人―司馬遼太郎対話選集〈8〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎,関川 夏央
文藝春秋

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イル・コミュニケーション

2009-06-09 12:36:19 | 読書
体調の悪さは現状維持か回復傾向(新型インフルじゃないヨ)。
でもそれとは別?に、何か自分の中で壊れちゃっているなという、
おっかないけど確かな感覚がある。
経験上、こういう状態は放っておいたら知らないうちに治っているもの。
なんだけど、その間は普段何気なくしている社会活動がすごくシンドイ。
壊れたモノとは、そうなるべくして壊れた、
現状に対応しきれていない内的システムなんじゃないかと思っている。
自分が変化していくという事は、そのシステムの崩壊と再構築の繰り返しなのであろう。
仕方ないネ、しんどいけど。

↓こんな類の本ばかり読んでいるから世間様と合わなくなっちゃうんだろうねぇ。
 読み終えたらもう少しソフトなものを選ぼうカナ。


逆立ち日本論 (新潮選書)
養老 孟司; 内田 樹
新潮社

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