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The sky is the limit.

志を持ち、夢を追え。

テーマは動的平衝

2009-10-27 17:52:58 | 読書
歴史小説に一区切りで、定番の福岡さんの科学系。
「動的平衝」というキーワード、視点、切り口、語り口はいつ読んでも新鮮で深い。
また、同時に平易な言葉で語ってくれるので、
私のような浅学の徒には非常に有難い。
特に頭の凝り固まったような人にはぜひ読んで頂きたい一冊だね。



世界は分けてもわからない (講談社現代新書)
福岡伸一
講談社

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渋いのが好きだ。

2009-10-20 18:10:01 | 読書
幕末物を引き続き愛読する。
幕府側からの視点で書かれたものは、反幕府(官軍)側から書かれたものよりは少ない。
その歴史での立場上、仕方が無いと言えばそうかも知れないけども。
で、貴重で有名な一冊を選択しましたぁ。
でも、三舟(海舟、泥舟、鉄舟)や大久保一翁、永井尚志などの偉人達は、
渋くて個人的には大変好きだけどね。
しかし文春さんの歴史物の絵表紙もいつも渋いな。

最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文芸春秋

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下巻

2009-10-13 17:40:27 | 読書
上巻が終わったので、素直に下巻。
幕末はやはり色々な人物が次々に登場するので読み応えがある。
小栗上野介は一般的には悪者として書かれており、
そのように思っていたけれども、
いろいろと知ると、やはり人の事なんて一概には言えないやね。



幕末動乱の男たち〈下〉 (新潮文庫)
海音寺 潮五郎
新潮社

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切り替える。

2009-10-07 12:51:38 | 読書
先日読んだ大岡昇平さんの「俘虜記」は中々読む進めにくかったので、
今回は特に興味のある幕末物を選択。
なぜ幕末に興味があるかなんて自分でもよくは分らないけど、
時代の切り替わる時期というのは色々と事件があるもので、
そんな色々から何か学びえれば幸いだ。

幕末動乱の男たち〈上〉 (新潮文庫)
海音寺 潮五郎
新潮社

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今も昔も。

2009-09-29 12:50:01 | 読書
連休中はナカナカ読書が進まなかったので、やっと次の作品という感じ。
前回読んだ司馬さんの本に引続き、内容は太平洋戦争のコト。
作者の大岡昇平さんが実際に体験した事を基にかかれた小説。
祖父や父が余り語らなかった戦時の事から日本という国を見直そうかと思って。

俘虜記 (新潮文庫)
大岡 昇平
新潮社

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昭和とは?

2009-09-18 12:38:22 | 読書
「覇王の家」読了で引続き司馬作品なんだけども、
「戦争と国土」対談集。
時節柄を意識して8月のお盆頃に買ったのだけど、手が出せないまま今頃になった。
日本史において直近の大きな出来事にあたる太平洋戦争などの内容。
戦後64年とつい最近の出来事ながら、ほとんど無知に近い。
学ばせていただきます。



戦争と国土―司馬遼太郎対話選集〈6〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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「壁」という文字は別に要らない。

2009-09-11 12:17:18 | 読書
養老さん壁シリーズ第2弾、「バカの壁」の続編。
今回は生死に絞っての内容。
都市化により「死」が身近から隠され見えないようになったことによる弊害などを解説。
エリートやリーダーという立場の人物は、
他人の生死を背負っていることの覚悟をもって行動しなければならないが、
そういう教育が今はもうなされていないとか等、
自分の社会を見る眼の一つの指針になる本でした。
(やさしい文章なので一日で読めます)。



死の壁 (新潮新書)
養老 孟司
新潮社

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ショート・ショートではなくて

2009-09-08 12:17:16 | 読書
今回はショートショートではなく星さんの実父の記録を読む。
明治生まれだそうで、維新後間もなくの一般人の生活が、
どのような実感とともに近代化されていったかを知る上でも貴重な本となりそうだ。
通勤時に読み進めつつ周りを見渡すと、
本の中の世界とは時代が懸絶してしまっていることを感じ、
恵まれた環境に生きていることを実感する。


明治・父・アメリカ (新潮文庫)
星 新一
新潮社

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軟質な

2009-08-26 12:30:41 | 読書
日本人にとっての宗教とは何だ?
日常に根付いていてそれとは気付かない、
私達の宗教的な感情はどれ?またはそんなのあるの?
と言う素朴な疑問から、
司馬さんの「空海の風景」(タイトル合ってるか???)や、
梅原猛さんの「歎異抄…」(タイトルは完全に忘れた)などに引き続いての選択。
文章が丁寧でやさしく感じるのは先日読んだ内田樹さんの文章が結構硬質だった為か?
文体はともかく、どちらも内容は不肖な私の理解力は軽く超えるほどに深い(当然だ)。
良書じゃ。

仏教とは何か―ブッダ誕生から現代宗教まで (中公新書)
山折 哲雄
中央公論社

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ショートショート

2009-08-24 12:10:09 | 読書
ショートショートという分野を開拓したのが星新一さんで、
超一流の文章を書く作家という事を不勉強にして最近ようやく知ったので、
今回はこの一冊を選んでみた。
一話、二話と読んでその構成の巧みさに感服した。
引続き読み進めて、なにかと参考にさせて頂こう。


どこかの事件 (新潮文庫)
星 新一
新潮社

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2009-08-19 12:35:00 | 読書
久しぶりで内田樹さんの著作を選択。
文庫化されたという事で早速購入。
本で読むのは久しぶりながら、
日々ブログを拝見しているので内田節に染まってきつつあるな。
あまり選ぶ著作は偏りたくはないのだけども、
切り口語り口が面白いのでついつい選んだり読んだり。
「殉死」がちょっと暗い調子だったので、まぁ気分替えという事で。

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)
内田 樹
講談社

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