ジャン・フィユー・シガークラブ

本日のお酒。ジャン・フィユー社といえば名門。グランドシャンパーニュ地区のブランデーだけを扱う、非常に高品質な商品をリリースすることでも有名です。
しかし、昨今の世界的に深刻なブラウンスピリッツの需要低迷、フランスにおいてさえ、ブランデーはおろかワイン離れさえ起きていると聞きます。
そういう状況下では、老舗といえども、名門の名前だけに頼ってばかりいてはジリ貧は必至。そこで現代的、スタイリッシュな銘柄をリリース。それがこのシガークラブです。同じ時期にスターグルメというボトルもリリースされました。
シガーに合わせるというコンセプトの商品は数多いのですが、これだけ雰囲気も合わせたボトルは他に無いのじゃないでしょうか。現代的な細身のシルエットの瓶に、シガーから立ち昇る紫煙をシルクプリント、写真には写ってませんがボトルネックにはシガーリングを模したシール。芸達者です。フランスのエスプリを感じてしまいます。
香りはシガーに負けないよう、かなり濃厚な仕上げ。蜜の香りが強い感じです。味は、香りほどに甘味を感じません。ふくよかですがドライ。この辺がシガーにも合わせやすいゆえんでしょうか。
私は残念ながら、シガーもタバコも吸いません。こういう商品を前にすると、ちょっと試してみたいなと思ってしまいます。自重自重。