百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

アブサント

2006年12月01日 | その他の洋酒
ついに師走に入ってしまいました。毎日毎日こんな能天気なことばかり書いていていいのだろうか、とややあせりつつ、本日のお酒。
プロヴァンスのアブサントです。
2000年に、EUがツヨン濃度を制限したアブサンを解禁。このボトルは解禁直後に購入したもの。
ゴッホやピカソ、ロートレック。その他アブサンを愛した芸術家は数知れず。しかし私にとっては、その昔に読んだランボーやボードレールの一連の詩、ヘミングウェイの初期の小説、これらに出てくるアブサンこそが過去への憧憬に満ちたものでした。
しかし正直、アブサン復活とはいえ、成分変更があったというし、昔のアブサンの風味を完全に再現したものではないだろう、という幾らか醒めた感覚があった事も否めません。
とりあえずアブサンスプーンも買って、自宅にて開封。まずはストレートで試飲。
「ん?」
甘い。妙に甘ったるい。
とりあえず角砂糖を用意し、水割りに挑戦。
「ん??」
甘味が若干シャープになったが、まだ甘い。なんだ?これってリカールとどう違うんだ?アブサンってこんな感じなのか?
結局、初めての復活アブサンは、頭の中に大量の「?」を残したまま終了。後に色々なアブサンが入荷するようになり、バラエティあふれる味を楽しめるようになったのだが、当時はやや幻滅した思いがあった。だってこれじゃアニス系リキュール買ったほうが、安くて好みのものもあるもんね。
しかし、アブサンと名のついたものを飲んだのはこれが初めて(ヘルメスは除いて、というか別物)。そういう意味では記念碑的ボトルです。


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