百瓶逸酒

我が家にある各種開封・未開封のお酒を記録するのが目的のブログです。
単なる自分の整理のためだけですが^^;

コニッサーズ・チョイス・ブラドノック1988

2006年11月29日 | スコッチ・シングルモルト
本日のお酒。コニッサーズ・チョイスの商品は初めてご紹介します。
ブラドノック、ローランドの蒸留所で、現在は稼動していません。これもゆくゆくは幻のモルトになるでしょう。ローランドのモルトというと、実は飲んだことがない、という方が意外に多かったりします。確かに銘柄が少なかったり、個性が弱く思われがちだったりするからでしょうか。銘柄が少ないことは否めませんが、リトルミルやオーヘントッシャンなど一筋縄ではいかない曲者も多いと思います。思うに、とあるミュージシャンと同姓同名の某評論家による採点なんかが影響しているのではないでしょか。ローランドはあまり点数伸びてません。
香りは、柑橘からむせかえるような麦。味わいはあくまで骨太。オイリーさはあまり無いのですが、芯が太い酒質です。しかし、フィニッシュのぬけは早いので、しつこい感じはありません。そこがローランドの良いところ。アイラやスペイサイドの立派な立派な、立派としか言いようの無いモルトに疲れたら、こういうモルトもいいものです。
あっさり味の多いコニッサーズ・チョイスにしては、なかなか飲み応えのあるボトルでした。1988年蒸留、2001年ボトリング。40%です。
余談ですが、行き付けのBARでコニッサーズ・チョイスのインデントを見せてもらうと、バラエティ豊かなラインナップに感動してしまいます。業務店だけでなく、市場にももっとバラエティ豊かに流通してくれると、一消費者としては大変嬉しいのですが…
需要と供給のバランスには勝てません。