外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

うるさい外教

2019年09月27日 | 日記

9月26日(木) 晴れ

新任ですから、最初の4ヶ月は様子見で・・・のつもりが
僅か1ヶ月で心変わりしました。

今日の2年生の授業で教科書を変更することを告げました。
きっかけは1年生の授業でした。
2年生の班長から基礎日本語で使用している教科書、1年次の
ものを借りてみました。新編という以前濰坊学院でも使用
されていた教科書の改訂版です。
会話で使っているのは外硏社が出版している新経典です。
その内容の難易度があまりにも乖離していると感じました。

さらに、教科書の音声、基礎日本語でも聴解でも会話でも
構わないから、一日平均どれくらい聴いているのか尋ねたところ
1時間以上で挙手したのは各組1名ずつ。
30分でも片手で収まる程度。

久々に学生にとっては「耳が痛い」話をしてきました。
「『できるかできないか』という次元ではない。
 『やるかやらないか』という話」だと。

これには布石がありまして、班長が
「先生の話を理解できてない学生がたくさんいます」と相談
してきたものです。

私が言葉や会話の背景を説明している時に反応している学生は
アニメや日本のドラマが好きという自ら日本語を聴く環境を
持っている学生です。
反応しない学生にとっては会話練習以外の時間はスマホタイムに
なるわけです。

「耳が痛い」話は中国語でしました。
新任の外教が今までに無かった話をするので反発心が起きる
ことは想定済みですが、お互いに慣れてくる2学期にこの話を
してもほぼ手遅れになります。

来学期は3年生の作文を担当させられることになりそうなので
いきなり大説教が始まりそうな気がするのですが、現2年生が
来年その対象にならないように、国慶節後からハッパを
かけることになりそうです。

コメント
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