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~旧タイトル:日本語教師LIFE~

教師の授業放棄?

2014年05月13日 | 日記
5月13日(火) 晴れ

先日当ブログにある日本語教師の方からコメントを頂きました。
誠にありがとうございました。
もし可能でしたら、改めてご連絡先を頂ければ幸いです。

さて、今学期が始まって以来気になっていたことが現実になってきました。
1年2組、先学期はとてもいい雰囲気でしたが、今学期が始まってから、緩んで
しまっている感じがあり、ずっと気になっておりました。

現在の日本語科は3年生も2年生も2組が教師を悩ませているのですが、1年生に
限っては3年生の1組を担当されていた先生が担当されているので大丈夫だと踏んで
いたのですが、この2組という名前が祟られているのか、やはりおかしい。

昨日の授業で、「母の日に何をしたか?」の質問をした後、「父の日には何をするか?」
と質問をしたところ、何も返答がないばかりか、携帯を触っている学生が目につきます。
私の話が分からないのか、反応する気が無いのか、どちらかが分かりません。

「君たちもか・・・」頭の中で言いようのない悔しさがこみ上げてきました。

「じゃ、君たちの答えを待ちますよ。1時間でも2時間でも構わないよ」
教室後方にあった椅子を教壇に持ってきて座り、読書を始めました。
思わぬ展開に学生たちがざわつきましたが知らん顔。

そのうち、最近力を伸ばしている一人の男子学生が素晴らしい発表をしました。
褒め称え、「他の人は?」ともう暫く待つことに。

休憩時間を挟み、彼らに質問してみました。
「毎日どれくらいの時間録音を聴いているの?」
1時間で手を挙げたのは一人、30分で手を挙げたのは3人ほど。

悲しいことではありますが、大体予想通りでした。でなければこんな悲惨な状況には
ならないでしょう。
週に一度しかない授業なので、ハッキリと言うことにしました。

「君たちの担当の先生は常日頃から録音を聴くようにと話しているよね。だから君達の
先輩の聴解力と会話力は素晴らしいよ。だから私も君達には期待していたんだよ。
なのに、なんだこの状況は。」
「君たちはいい担当に恵まれたのに、その環境を無駄にして大学生活を過ごすつもりか?
3年生にもなって日本語を聴けないどころか、本を読むことさえままならない学生に
なるつもりなのか?
君たちが録音を聴く行為をしないのなら、私がいくら日本語で授業をしても時間の無駄。
私の授業時間をあげるから、この時間は録音を聴きなさい」
そう言って私は再度椅子に座り、班長が持っていた英語教材を借りてまた読書。

授業をしない教師なんて、単なるお飾り。職場放棄と言われてもおかしくない行為です。

しかし、今は10回本を読ませるよりも10回同じ文章を音で聴かせた方がいい。
この奇異な行為が彼らの印象に残れば、何故この外教があんな態度を取ってまで録音を
聴くことの重要性を説いたのか、話を聞き取れるようになってやっと理解ができます。

今日、1組の授業では別の言い方でその重要性を説きまして、数人の学生が納得したと
頷いていました。それについてはまた改めて。
コメント
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