外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

3年生との食事

2013年11月12日 | 日記
11月12日(火) 晴れ

週初めの授業が意識の高いクラスというのは嬉しいものです。
今日は3年生の授業でいつもは一番後ろに座っている男子学生が最前列に来ました。
彼が既にある程度のレベルにあることは知っていたのですが、いつも彼女と思われる
女子学生と一緒に座っていたのですね。それが今日は別々に座っている。
喧嘩でもしたか、と思ったのですが、たぶん間近で話を聴くという姿勢の表れだと思います。

そして常に教壇目の前に陣取る女子学生二人から昼食を一緒にと誘われました。
1年生の授業が終わった後、倩も伴って4人で食事。
3年生の二人も授業中に私の話に頷くレベルなのですが、倩が私と会話し、たまに翻訳する
姿を見て驚いていました。

二人がもう一つの3年生のレベルについて尋ねてきたので、聞き取りに関しては二人の
クラスの方が上だという話をすると、彼女らは2年終了時には成績はもう一つのクラスの
方が上だったと教えてくれました。

なるほど。確かに教科書を読むとか練習問題を解くということに関しては両クラスとも
遜色はないのですが、2クラス合同の授業になると私の話に頷く数が明らかに違うのです。

「読み・書き」と「聞く・話す」とは全く別のことだと思ってね。
と二人には説明しました。
どんなに読み書きができてもそれが会話に繋がるとは限らないのです。
日本語検定試験の2級や1級に合格していても会話がままならない人はたくさんいる。
逆もまた然り。
聞くという行為は音を耳から入れるという作業をして慣らしてあげなければ上達しない。
1・2年生には耳にタコができるほど、何度も話していることですが、3年生の耳に
届くかどうか。
今日はさすがに4年生がいたので、少しは届いたようです。

こんな会話の中、一人が私に「いつまでこの大学にいますか」と尋ねてきました。
学校との契約にもよるが、可能なら3年はいようと思っていると答えましたら
「私たちの卒業まではいるんですね」と喜んでくれました。
こういう喜んでくれる顔を見ると、さらに可愛くなりますね。
コメント
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