外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

英語の勉強

2013年11月07日 | 日記
11月7日(木) 晴れ

ここ最近1時間目が始まる前の時間帯に外国語学部の校舎前で面白い光景を目にします。

学生が数人思い思いに集っています。入口付近にスピーカーがあり、英語の音声が
流れています。その音声を聴いているのですね。

音声の速さはさほど速くはないものの、リスニングの練習には丁度良い速さ。

日本語もこういうのをやらないかな?と思ったものですが、率先して行う教師はたぶん
いないので学生主導でやるしかないですね。
それに英語と違って日本語は学年ごとに習得のレベルが違うので統一で行うのは難しいか。

今朝もまた数人の学生が集っている中、日本語科の1年生が数人参加していました。
嬉しくなって
「おはよう、頑張って」と声をかけましたら
一人の女の子が
「頑張ります」と返答しました。
この言葉はまだ教科書に出てこないのですが、知っていたようです。

この学校では2年生まで第二外国語として英語を週4時間勉強するようです。

日本語科の学生の中には自身の希望に反して日本語科に入ってきた子や外国語の一つとして
日本語科を選んだ子もいます。
中国の大学受験は試験の点数によって入学可能な学校や専攻を振り分けられるので、よく
こういう現象が起きます。
ある2年生の学生は本来は理工系希望だったのに点数が足りなくて日本語科に入学したと
教えてくれました。教師に対してそういう本音を話すのもどうかと思いますが、既に
チャットの日本語はしっかりしていたので感心しましたね。
またある新入生は自己紹介の際に、日本語科に入るつもりは無かったのだけど、外教の
授業があることを知り、頑張ろうという気持ちになった、と嬉しいコメントをくれました。

様々な学生がいる中で、私は当然のことながら彼らの日本語が上達するための手伝いを
するわけですが、一方で英語を勉強することの重要性も話します。
彼らが将来日系企業もしくは日本を相手にする仕事に従事したとたら、英語は必須に
なることでしょう。
というより国を跨げば公用語は英語なのですから避けては通れません。
専門が何であれ国外に出れば言葉の基本として必要な訳です。

この1年生達が他の学科の学生達と一緒になって英語の音声を聴くというのは、いい刺激
にもなると思っています。外国語を学ぶ基本姿勢をそこで習得しているわけです。
同じことを日本語でもすればいい。
仮に日本語で挫折しても英語が出来れば、それだけで将来の選択肢は広がります。
2つの言語を同時に頑張ろういう意識を持っている彼らですから、継続できれば、双方
習得できると思っていますけどね。

私も彼らに刺激を受けて、この頃ヒヤリングが弱くなっている英語を久々に勉強し直そう
かと考えています。
先日のアメリカ人教師の誕生日会で老年の教師の話が聞き取れなくて困ってしまいました。
せっかく色んな国のドラマや映画が見られる環境下にいますので、苦手な英国英語でも
聴いてみますかね。
コメント
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