外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

河南省最後の夜

2013年10月04日 | 日記
10月4日(金) 晴れ

黄砂の影響で青空を見ることがあまりないというこの鄭州市。昨日と今日は青とは
いかないまでも薄めの青空が広がっていました。

ここに来てから毅が頻繁にくしゃみをしては鼻をかんでおります。
彼は濰坊にいた時もよく鼻をかんでいたのですが、あまりにも頻繁。
よほど空気が悪いのかと心配しておりましたら私も昨日から鼻がムズムズし始めました。
今日は何度も鼻をかみました。

さて、1週間は長いかなと思っていた河南省への旅行も今宵は最後の夜。
休みの期間はあっという間ですね。
今日は毅の彼女が体調を崩したこともあり、観光はせず部屋でビデオ鑑賞をしました。
来週から始まる堺さん主演の弁護士のドラマの昨年のものです。

ここに来て改めて気づいたのですが、毅は日本のドラマにはあまり詳しくない。
これは男子学生に共通して言える事ですが、日本に興味を持ったきっかけがアニメなので
その方面には私なんぞ足元にも及ばないほど詳しいのですが、ことドラマや映画になると
からきしなのです。
昨日も彼女の方が日本の映画で何かいいのはないか?と聞くので
ドラマならあるよ、と前述のものとつい先日放送が終わった主演の俳優が同じあの
あのドラマを紹介したのですが、毅はまるで興味を示さないのです。
そして今日、PCでDLして、強制的に見せましたらはまったようです。

来週から2が始まるんだよと伝えましたら本気で楽しみにしていました。

ここに来ることを決めた時、彼からは休みギリギリまでいてもいいですよ、とありがたい
言葉をもらったのですが、帰りのチケットを探していたら日曜日と月曜日のチケットは
既に完売。土曜日もいつ売り切れるか分からない状況だったので予約しておきましたら
ここに到着した時には既に土曜日のチケットも完売でした。
山東省からこの鄭州まで直接来ることのできる便が1日に1本しかないのです。
早くチケットが完売になるのも当然のことなのですよね。

明日は9時過ぎの新幹線。
チケット代は支払い済みも受け取りがあるので、毅が言うには30分以上は窓口の列に
並ばないといけないかもしれないとのこと。
時間に余裕を持たせるために7時過ぎにここを出発の予定です。
生活のリズムが崩れ、朝9時起きの生活をしている毅にとって少々苦痛かもしれませんが
頑張ってもらいましょう。
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東京以前の東京

2013年10月04日 | 日記
10月3日(木) 晴れ

前の学校の教え子、毅が訳あって今はこの河南省におりまして、恋人と同棲中です。
彼女の両親が本職の傍らビジネスをしており、自宅の他にこの鄭州市という場所に
マンションを購入しまして、二人を住まわせている状態なのです。
私はその一室をお借りしております。

一昨日そのご両親がいらっしゃり、昨日は開封市という街を案内してくださいました。

今はこの鄭州市が河南省の省会(省都)なのですが、開封市という街は宗の時代に
中国の首都で、地名が「東京」だったそうです。
しかも全世界でもトップレベルの都市との話、東京都と似ていますね。

中国には東西南北にそれぞれ「京」という名がつく地名があるそうです。
南北はお馴染みの北京と南京、西が西安で東がこの開封市。

街の規模で言うと現在の省会である鄭州市の方が大きいと感じますが、この開封市に
あるディズニーを思わせるテーマパークを見ると、その時代の繁栄ぶりが分かります。

この開封市も黄河の近くにありまして、朝廷があった頃には何度か洪水や黄砂に見舞われ
街全体が被害を受けることがあったのだとか。
その大きな街を遺跡として残すために砂で埋まった上に更に街を作り、その街が災害に
襲われるとまたその上に街を建設して、なんと、今残してある朝廷の敷地の地下100mに
3層にわたって過去の街が残されているのだそうです。
その規模たるや、想像がつかないですね。

中国4000年の歴史と言いますが、この河南省は8000年の歴史なのだそうです。
西暦なんて言葉が霞んでしまいそうな年数です。

この河南省の食事は山東省の味付けより薄味なものが多く、私にとっては食べやすい
料理が多いのです。
毅が美味しいと言って紹介するものが、私にとっては濃いと感じるもので、私が美味しいと
感じるものが彼にはそうでない。
日本にある中華料理は中国南方の料理だ、とある中国人が話しておりましたが、ここ
河南省の料理もその部類に入るのかもしれません。
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