外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

東京以前の東京

2013年10月04日 | 日記
10月3日(木) 晴れ

前の学校の教え子、毅が訳あって今はこの河南省におりまして、恋人と同棲中です。
彼女の両親が本職の傍らビジネスをしており、自宅の他にこの鄭州市という場所に
マンションを購入しまして、二人を住まわせている状態なのです。
私はその一室をお借りしております。

一昨日そのご両親がいらっしゃり、昨日は開封市という街を案内してくださいました。

今はこの鄭州市が河南省の省会(省都)なのですが、開封市という街は宗の時代に
中国の首都で、地名が「東京」だったそうです。
しかも全世界でもトップレベルの都市との話、東京都と似ていますね。

中国には東西南北にそれぞれ「京」という名がつく地名があるそうです。
南北はお馴染みの北京と南京、西が西安で東がこの開封市。

街の規模で言うと現在の省会である鄭州市の方が大きいと感じますが、この開封市に
あるディズニーを思わせるテーマパークを見ると、その時代の繁栄ぶりが分かります。

この開封市も黄河の近くにありまして、朝廷があった頃には何度か洪水や黄砂に見舞われ
街全体が被害を受けることがあったのだとか。
その大きな街を遺跡として残すために砂で埋まった上に更に街を作り、その街が災害に
襲われるとまたその上に街を建設して、なんと、今残してある朝廷の敷地の地下100mに
3層にわたって過去の街が残されているのだそうです。
その規模たるや、想像がつかないですね。

中国4000年の歴史と言いますが、この河南省は8000年の歴史なのだそうです。
西暦なんて言葉が霞んでしまいそうな年数です。

この河南省の食事は山東省の味付けより薄味なものが多く、私にとっては食べやすい
料理が多いのです。
毅が美味しいと言って紹介するものが、私にとっては濃いと感じるもので、私が美味しいと
感じるものが彼にはそうでない。
日本にある中華料理は中国南方の料理だ、とある中国人が話しておりましたが、ここ
河南省の料理もその部類に入るのかもしれません。

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