外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

検査への同意サイン

2013年10月19日 | 日記
10月19日(土) 晴れ

今日は病院へ行ってきました。
私と同様今学期からこの学校に赴任された所謂同期の日本人の先生が、この1ヶ月の間
咳が止まらないとのことで総合病院を希望されて診察に行かれたのが昨日。
朝8時に出かけられてお戻りになったのが午後3時すぎ。
時間にも驚いたのですが、もう一つ驚いたのが先生が病院から私にかけてきた電話の内容。
CTを撮る為に家族のサインが必要なのだけど、それは無理だから私にお願いしたいと。
何かの保証人といった問題でもないので、気軽に引き受けたのですが、検査でサインとは
不思議で仕方がありませんでした。
そしてそのサインもただ書類に書けばいいというものではなく、現地で書く必要がある
ということで今朝お供しました。
何かあった時に病院の状況を分かっておくのも今後の参考にもなります。

病院は宿舎事務所の事務員に教えてもらったお勧めの施設で市内最大のもの。
朝8時の受付から検査まで待っていたのですが、その待合廊下で不思議なものを発見。

卓球台・・・。何故こんな所に?

まぁ、なんでもござれのお国柄ですから、医師や職員の運動や娯楽の為にこういうものを
持っておくことに対し異論も無いし、却って奨励したいほどですが、わざわざ患者から
見える場所に置くこともないと思えるのですよね。。それも外国人の勝手な解釈かも
しれませんが・・。

先生がCTの部屋に入ったあと、通訳として同行してくれている倩があちこちと動き始め
途中で支払いに行かなければならないと私に相談してきました。
私の経験上、中国の病院ではどんなに急患であろうとも、先に診察料や治療費を
払わなければ何もしてくれません。
今日のCT検査も先の支払いを求められ、支払い窓口のある他の階へと向かいました。
検査料が770元と高額なため、私は持ち合わせがなく銀行カードで立替をすることに
したのですが支払い窓口のスタッフがこれまたいい加減でして、その窓口ではカードが
使えないことは分かったのですが、どこで使えるのか尋ねたら特に番号は言わずに
指差すのですね。
その方向にある窓口に行ったら、ここでも使えないと。
いくつか窓口を見て漸く探し当てました。

支払い時にこの病院の診察券に料金をチャージする仕組みになっているのですが、今度は
その診察券をCT検査の窓口に持っていったら、情報を読めないなどと言い出すのです。
770元もチャージしておいて何を言い出す?とレシートを見せながら話しましたら
診察券のカード番号を端末に直打ちして、情報が出てきただと。
見た限りでは少なくとも4棟もある大きな病院のシステムがこんなんで大丈夫なのか・・。

CT検査の窓口での処理が終わって漸く私のサインがあり、先生の検査へ。
ここまでの流れが約1時間。
後で分かったことなのですが、昨日もCTの検査をしたのですが、更に強い検査をする為に
アレルギー反応等の可能性の承諾を得るためのサインだったようです。

検査が終わり診断結果が出るまで約1時間。
外で軽く食事をして戻ってきました。

その検査の診断を受け取った後でさらにもう一つ呼吸器系内科の診察をして終了。
病院を出たのが11時すぎ。
日本の総合病院のように診察待ちに1時間以上というわけでもないのですが、この時間。

それにしても先生が2日間で支払った診察料が合計で約2200元。
日本円に換算すれば約3万円(1元=14円換算)
先生の月給の3分の2程度に相当します。大学からある程度の補助金が出るものの
保険の利かない医療は大変ですね。
なるべくお世話になりたくないものです。
コメント
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