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~旧タイトル:日本語教師LIFE~

聴解力の練習方法

2013年10月15日 | 日記
10月15日(火) 晴れ

昨日の雨から一転、まるで台風一過のような綺麗な晴天が広がりました。
常に工場地帯の空気汚染にさらされているとは思えないような青空でした。

月曜日に授業がないため、火曜日が私の一週間の始まりです。
そしてその始まりの授業が3年生の1組の授業でして、私の話を聞ける学生が比較的多い
クラスです。
私の話をほぼ完璧に理解できる女子学生が一人おりまして、その学生は当然のことながら
座席は最前列なのですが、同じく最前列に陣取っている女子学生はほぼ理解してくれます。
そしてこの学生たちは皆電子辞書を持っており、私が教科書に載ってないような言葉を
発すると皆一様に辞書で検索するのですね。私は横目にその様子を見ているのですが
ちゃんと話が分かっている証拠なので微笑ましいです。

今日はこの授業で聴力の練習の方法を紹介しました。

音声付きの文章です。
まず、音声を聴きながら文章を読む。
その後私がそれぞれ解説をするのですが、不明な単語や表現がないか確認したあとで
再度音声を聴きながら文章を読む。
次に文章を見ないで音声を聴く。
聞き取れない箇所を確認し、また音声を聴きながら文章を読む。
そしてまた文章を見ないで音声を聴く。

英語など外国語で会話できる方ならだいたい似たような方法を取られていると思います。

聴解力というのは教科書で鍛えるのは難しいというのが私の見解です。
只管音声を聴いて耳慣れするしかない。
文字で覚えるのではなく、音感を培う。

初めは聞き取れない文章も10回以上聞けば100%は難しくとも半分は聞き取れる。

その一人の女子学生は私の話に頷いていました。
方法は違うかもしれませんが、同じようなことをしているのでしょうね。

外国語が話せる人材に対し、才能という言葉を使う方がいます。
その言葉を私は否定しませんが、敢えて言うならこの練習をコツコツ続けられる才能だと
思っています。

この努力ができるかできないかではなく、やるかやらないか。

このことをまだ私の話に聞く耳を持ってくれる新入生や2年生に伝えて行きたいものです。
コメント
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