本田宗一郎不可能を可能にする言葉 (ロング新書)梶原 一明ロングセラーズこのアイテムの詳細を見る |
書名 :本田宗一郎 不可能を可能にする言葉
著者名 :梶原一明
出版社 :KKロングセラーズ
刊行年 :080401
日付 :100317
定価 :905円
入手法 :図書館
評価 :◯
今月 22冊目 今年 83冊目
【書抜き】
※人は目的を持ってものをみるのと、目的を持たないでものを見るのでは、百八十度違ってくる。
専門家というのは目的を持ってを持って、ものを見ている人のことをいう。
※よい製品をつくって世の中に貢献する人が技術者として人格者であり、またえらい人なのであります。
※私は、わが社のモットーとして「三つの喜び」を掲げている。
すなわち三つの喜びとは、つくって喜び、売って喜び、買って喜ぶ。
※個性の入らぬ技術は価値の低い乏しいものであります。
※いかに写真が進歩しても絵画が喜ばれるゆえんは、絵に描いた人の独特な見方、個性が盛られているからであります。
個性の目で見、個性によって感じられたものが描かれているからであります。
技術にしても同様であります。
個性の入らぬ技術は価値の乏しいものであります。
※悲しみも喜びも、感動も、落胆も、つねに率直に味わうことが大事だ。
なぜかといえば、そこに次の行動への足がかりもできれば、エネルギッシュな意欲も生まれるからである。
鋭敏で振幅のある感情というものは、いつの場合でもモーションの生まれる発火点だ。
これがいイカレてくれば、人間が動物に退化するのである。
自分からすてれば、奴隷として生きることである。
※進歩とは反省の厳しさに比例する。
※仕事とは、今日より明日、明日からまたその未来へと進んでいく可能性の追求である。
仕事は、つねに新しくなければならぬし、どんな仕事でも新しい目で取り組むことができるものである。
※経営というものは、ただ儲けることにだけ専念すればよいかというと、そうではなくて、もっと大切なことは、次の時代のためにどんな備えをしておくかということなんだ。
それで初めて、経営の良し悪しが決まってくるのだと思う。
※人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになることができる人である。
相手が少人数でも、あるいは多くの人びとであっても、その人たちの気持ちになりうる人でなければならない。
自分が悩んだことのない人は、人は動かすことはできない。
※行動を生む動機とか目的は、その人間の思想が組み立てるものだ、思想が正しくなければ、正しい行動は生まれない。
【コメント】
※自由人、本田宗一郎氏の明るく強い考え方が現在の世の中の活性剤となる。
未知の世界の探求が人生最大の楽しみであり、この楽しみがその人間の進歩を後押しするという。
人は楽しむために生まれてきたというのが人生訓である、本田宗一郎氏の教え。