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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】Chapter.2 ネーム14ページ目

2008-07-15 15:52:32 | Weblog
       →【時空マジシャン】Chapter.2のネーム

今日はネームです。

Webcomic【時空マジシャン】は、構想段階から本編まですべての制作過程をコンテンツとして公開するというコンセプトでやっています。

そしてこのブログはその制作日記です。

制作過程の履歴をまるまる残そうという意味では、ブログがやはり一番合っていると思いますね。そのページを作っているときはどういう状況で何を考えていた、というようなことがわかるので。

制作過程の履歴を残すといっても、制作物によってはその時点での問題点や進捗状況などを明確に記録するということが目的だったりしますが、このウェブコミックに関して言えばやはり作者の想いや感想などを残すことのほうが重要だと思ってます。

私は小説などのあとがきや制作裏話などを読むのが好きです。

たとえば私の小説の読み方。

まずまえがきで興味や期待を膨らませてその作者の世界に誘ってもらう。そして作品を十分堪能して、最後にあとがきで食後のコーヒーのようにその余韻を味わう...さらに作者のインタビュー記事などがあれば裏話などを聞き『そうだったのか!』と作者ならではの視点に触れることでその作品への理解を深くする。

「普通じゃん!」と言われれば普通です。

映画も他の人と感想を語り合うのが楽しいですよね。ぜんぜん違う視点でその作品を観ていて『そんなふうに思うものなのか!』と驚かされたりすることもけっこうあって、感じ方の違いがおもしろいです。

ですがそれらはすべて作品自体が期待を裏切らない出来栄えであってはじめて裏話もおもしろいのであり、期待はずれでガックリさせられたらすべておじゃんです(当然ですが)。

時空マジシャンが何とか完成までたどり着いたとして、その結果箸にも棒にもひっかからないものになってしまったら...ふと脳裏をよぎります。

失敗の記録。しかも微に入り細に入り。

でもそんなこと言ってちゃ何もできないし、自分の創作意欲に従って作るだけです...という想いを記録した今日のブログでした。

さて、上のネームはごちゃごちゃとセリフが書いてあって見にくいです。

このページは上のコマと下のコマで会話のキャッチボールをするような構造にしてみました。

まず上のコマのゲンが「あぶねえ、あぶねえ、危うく見つかるとこだったぜ」

次に下のコマのアヤが「どうしたの、兄者?」

ゲン「あれは信長の追っ手にちげえねえ・・・」

アヤ「そうか!信長は新し物好きだっていうしね」

というような感じでコマ同士のかけ合いもおもしろいかなと。ただ単に時間の経過に沿ってコマを表示していくばかりではなく、こういったwebcomicならではのアイデアが増えてくると表現力が増してきますよね。

別のページのコマとのやり取りなどもアリかも。そうなるとほんとに時空マンガになりそう。

アヤが「あれ?...あれは?」「あの男は..あの時の?」などと巨大鳥に乗ったブルーを見て、何かに気づいた様子。後々の伏線になる予定です。

アヤの視力は5.0!

なにしろテレビも無ければパソコンやケータイも無い。高い樹に登って山のむこうを偵察するように日々ですから。






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