こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

航空母艦CV-3 サラトガ  3

2009-06-02 21:10:28 | Weblog
船体の塗装を行いました。
艦底も取り付けました。

でも、塗装したのか艦底が付いてるのかすら判らない写真ですね。(爆)

サラトガとレキシントンは巡洋戦艦として起工し、
軍縮条約によって巨大航空母艦として建造されました。

まだ空母の基本スタイルが確立していなかった為、
後に建造されたアメリカ空母と異なる点が多く見られます。
(これは同時期に建造された日本の赤城・加賀も同様です)
世界は空母と言う新しい艦種の運用イメージが出来ていなかったのでしょうね。

サラトガ(レキシントン)が後の空母と異なるのは飛行甲板下の格納庫でしょう。
アメリカが建造した後の空母の多くは舷側に開閉式のシャッターを備えています。

これは爆弾が飛行甲板を貫通して格納庫で爆発した際のエネルギーを
横方向へ逃がすのに有効だったとされています。
(おそらく波浪に対しては弱いと思います)

対する日本の空母は、一部の例外を除き格納庫は密閉型です。

写真では、サラトガの舷側には窪みが有りますが、
これはボート類を収納する為の設備で開放設備では有りません。

サラトガは終戦まで生き残りましたが、1番艦のレキシントン(CV-2)は
珊瑚海海戦にて日本空母による航空攻撃で撃沈しています。
(この海戦は、互いを目視出来ない距離で行われた史上初の空母同士の対決です)

原因は攻撃により艦内に漏れたガソリンが充満し引火爆発したと言われています。
レキシントンが後のアメリカ空母と同じ開放式格納庫だったなら、
この惨劇は起こらなかったのかも知れないですね。

航空母艦CV-3 サラトガ  2

2009-06-02 11:57:34 | Weblog
おっと、昨晩に書いてUPするのを忘れてた。

艦橋の組み立てを行いました。
まだ途中ですが、妙に分割が多くて・・・ここまで。
このキットは珍しく窓部分が抜けて成形されてます。
(これが良いのか悪いのかは良く判らない)

サラトガの特長は、なんといっても巨大な煙突なのですが、
これは後日に組み立てる予定。

他にも本格的な大型航空母艦として誕生した本艦には
後とは異なる部分が多く存在します。
もっとも、これは同時期に建造された日本の赤城や加賀にも共通する事でして、
当時の空母に関する運用が確立していなかった事を匂わせます。

船体の塗装を行えればと思ったのですが、湿度が高いので止めようかと。

このサラトガは戦前仕様(1936)なので、機銃が全く付いていません。
航空機に対する防御は12門の高角砲が全てだったようです。
同じ時期の日本海軍の空母には多少の機銃は装備されていたと思うので、
航空機に対する防御は日本の方が発達していたのかも知れませんね。