こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

航空母艦CV-3 サラトガ  4

2009-06-03 22:45:44 | Weblog
平日は作業が進みません。

本日は煙突の組み立てを少々で終わり。

写真は船体に、途中まで組み立てた艦橋と煙突を立てて撮影しました。

サラトガの煙突は世界の航空母艦の中で最も大きいと思います。

空母の煙突も日本とアメリカでは配置(?)が異なっていました。

アメリカはサラトガの様に、艦橋の後に直立させた方式が殆どですが、
日本の場合は舷側から海面へ湾曲した方式が多いです。

直立方式は排気熱による気流の乱れが艦載機が着艦する際に影響すると言われ、
日本はこれを嫌ったようです。
また、アメリカ空母ホーネットは対空射撃により墜落する日本軍機に体当たりされ
機体の一部が煙突に突入したとの記事を読んだ記憶があります。

なによりも、光学兵器による視認が敵発見の唯一の手段だった時代に、
高くそびえ立つ煙突は遠方から発見される確率も上がりそうです。

さて、日本が主流にした湾曲方式は、排気熱を海面へ向けて放出するので
気流の乱れは少ないらしいのですが、ダメージにより傾斜すると
煙突から海水が入ってくる弱点も有ったようです。

日米空母に共通しているのは・・・艦橋が右側に配置されている点です。

日本の空母で左側に艦橋を備えたのは、赤城と飛竜の2隻のみ。
(明らかに右の方が良いとされ、以降の空母は全て右舷に艦橋を備えています)

私の記憶ではアメリカ空母の左舷艦橋は1隻も存在しなかったと思います。

なぜ左側がNGなのかは、
艦橋後方へ流れる気流の乱れが影響すると言われていますが・・・
気流が乱れるのは右でも左でも同じ様な気がします。

一般的に空母への着艦は左旋回からのアプローチだと読んだ記憶が有ります。
この場合だと飛行甲板上に有る構造物(艦橋)は右側の方が邪魔にならない?

う~~ん。。。この疑問に関しては今度、調べてみますね。