ユーロな日々

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何をやってもダメなバレンシア 〔エスパニョールーバレンシア リーガ36節〕

2005年05月18日 | 欧州2010-2003
バルサ戦に向けて、キャプテンのアルベルダらは、CL出場という目標を、意図的に大きく掲げてチームのテンションを高めようとした。それは成功した。選手達はバルサ戦に高いモチベーションで入っていった。しかし敗北。現実は厳しい。バルサとの力の差は歴然としていた。この日、アントニオロペスは、アイマール、カネイラを外した。ミスタが故障なのでアングロをトップに入れ、右はルフェテ。ファビオアウレリオは外せないらしく、ビセンテを中央でプレーさせた。そして、やはりカニサレスは使わなかった。先制打はそのファビオアウレリオのカウンター攻撃からだ。受けたルフェテが弾丸シュートを打ち、ボールはゴールに突き刺さった。
しかしエスパニョールはすぐに追いつく。
マキシがゴール前に飛び込み、GKパロップに倒されてPK。バレンシアは追いつかれただけでなく、パロップの一発退場で10人に。
リプレーを見るとややシュミレーションくさかったが、どうしようもない。
だがその10人のバレンシアが勝越すのだからサッカーはわからない。
今度もルフェテからだった。
速攻でゴール前に入れたボールをアングロがシュート。カメニは止めたものの、そのボールが必死で戻るセンターバックに当たってオウンゴールになってしまう。
しかしエスパニュールは諦めない。
終盤にかけて猛攻を繰り返し、バレンシアは何度か肝をつぶした。そしてロスタイム2分、CKをファビオアウレリオがクリアーしたが、それをダイレクトで蹴ったベラマサのシュートがゴールに突き刺さる。バレンシアを奈落の底に突き落とす劇的なシュートだった。
イタリア人たちだけでなく、アイマールやカニサレス、カネイラら多くの選手達に不満が鬱積する結果となった。
アントニオロペスはクビだろうが、選手達の誰が残り、誰が去るのだろう。クラブの再建はレアル以上に難しそうだ。

〔リーガ36節 エスパニョールーバレンシア 2-2〕