ユーロな日々

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フィオレンティーナ対ミラン戦を見て考えたこと

2005年05月03日 | 欧州2010-2003
出場もしないのにフジテレビやWOWOWが放映料を払うから、財政的に苦しいチームは中田や柳沢や大久保をとる。中田によって確立されたジャパンマネーのビジネスモデル。その結果われわれはつまらないゲームを見せられる。われわれも被害者だが、日本人選手も勘違いをして、短い選手生活での重要な選択で、間違いを犯している。そして、そういう目的で欧米のチームが契約しているだけの選手に、代表監督が愚かな幻想を抱く。これが日本代表のおかれた危機的状況だ。

フィオレンティーノのゲームを何試合見たろう。最後まで興奮して見た記憶がないが、今日は相手がミランということで期待した。ミランはユーべとの優勝争い、フィオレンティーナはパルマやブレッシアとの降格争いで、ともに高いモチベーションでゲームに臨まねばならない状況にあったからだ。
そして前半フィオレンティーナが先制し、スタジアムは盛り上がった。実際前半のミランはよくなかった。しかし後半開始5分で、シェフチェンコに同点ゴールを、そしてその何分かあと、決勝ゴールを決まられてしまう。シェフチェンコがすばらしいというより、センターバックがひどいというべきだろう。これが世界最高リーグの誇るカテナチオ? 中澤や松田なら失点していなかったろう、宮本ならわからないが、と思った。

その宮本が今日の朝日新聞にコラムを書いていた。驚いたのは、イラン戦を4バックでいくことについてジーコから説明がなかったのだという。信じられないが、事実だろう。いろんな選手のインタービューを読んだが、ジーコは意外に何も言わないという話を何度も読んだ。ジーコは、まさに「驚くべき監督」ということだ。
こういう選手達の声は川口の耳にも当然入っているだろう。どうしてああも川口が能天気で入られるのだろう。信じられない。

〔セリエ34節 フィオレンティーノ:ミラン 0-2〕