バルサはカンプノーでかなりのアドバンテージを受けている。今日も開始10分でレフリーはPKを与えた。イニエスタがPエリアの中まで切り込んだプレーはすばらしいものだったが、ディフェンダーの足は間違いなくボールにいっているものでPKには値しない。開始直後からバルサの波状攻撃が続いていたので、その雰囲気に飲み込まれたような不当な判定だった。
ところがエトーがこれをポストに当てて決められなかった。それでバルサの勢いが止まった。ポゼッションは高かったが、スリリングな場面をつくれないこのところのバルサのプレー内容だった。つまり決定的な崩しができないのだ。
原因は、慣れられた、ということではないか。バルサの攻撃が、他のチームにイメージされてきたのではないか。ロナウジーニョやシャビ、今日はイエロー累積で欠場したデコらが攻めてくるパターン、やってくる動き、トリッキーなプレーも含めて、かなり想定できるようになったのではないか。
ソシエダは厳しいディフェンスをしていた。8人でスペースをなくし、バルサがボールを入れられないようにしていた。そしてコバショビッチが前線で危うい動きをしていた。体調不良でベンチスタートだったニハトが出ていれば崩せたかもしれない。徐々にリズムはソシエダペースになった。
そこでまたバルサにアドバンテージが与えられる。
2枚目のイエローでソシエダは10人になってしまう。そこまで悪質なファウルでないのだが。
しかし、それでもバルサは後半35分まで得点できなかった。
それどころかコバショビッチに代わって入ったニハトがディフェンダーの裏を取って決定的なチャンスを掴んだ。ニハトを責めるべきか、ビットルバルデスを褒めるべきか。
そしてその直後に掴んだCKでバルサは得点するのだ。シャビのボールを、競りかったマルケスが中央に流し、そこにエトーがいて、ヘッドで叩き込んだ。なぜかその場面だけ、ゴール前にソシエダの人数が少なかったのだ。ニハトが外した直後だったので、その影響で集中力が低下していたのかもしれない。とにかくセットプレーだったのに、ゴール前の人数はバルサのほうが多かったのだ。
そしてそういう場面で、一瞬で決めてしまう怖い怖いエトー。ロナウドよりすごい。
しかしニハトはそのあと、2度もディフェンダーの裏を取った。しかし決められなかった。3度の決定機を外したニハトと一発で決めてしまったエトー。その差が明暗を分けた。
しかしバルサは、もう前半のような楽勝、圧勝というゲームはできないだろう。バルサのパフォーマンスが落ちた以上に、研究された、慣れられたといえるのでないか。
スタンドではモウリーニョが観戦していた。メモをとるシーンが何度も映された。2月頭の対戦でどう戦うか、モウリーニョにはかなりの勉強をしたはずだ。
CLではスペイン勢に勝ってほしいが、バルサも、ユベントスと当たるレアルも、そうとう厳しいことになるだろう。
【リーガ19節 バルサーソシエダ 1-0】
ところがエトーがこれをポストに当てて決められなかった。それでバルサの勢いが止まった。ポゼッションは高かったが、スリリングな場面をつくれないこのところのバルサのプレー内容だった。つまり決定的な崩しができないのだ。
原因は、慣れられた、ということではないか。バルサの攻撃が、他のチームにイメージされてきたのではないか。ロナウジーニョやシャビ、今日はイエロー累積で欠場したデコらが攻めてくるパターン、やってくる動き、トリッキーなプレーも含めて、かなり想定できるようになったのではないか。
ソシエダは厳しいディフェンスをしていた。8人でスペースをなくし、バルサがボールを入れられないようにしていた。そしてコバショビッチが前線で危うい動きをしていた。体調不良でベンチスタートだったニハトが出ていれば崩せたかもしれない。徐々にリズムはソシエダペースになった。
そこでまたバルサにアドバンテージが与えられる。
2枚目のイエローでソシエダは10人になってしまう。そこまで悪質なファウルでないのだが。
しかし、それでもバルサは後半35分まで得点できなかった。
それどころかコバショビッチに代わって入ったニハトがディフェンダーの裏を取って決定的なチャンスを掴んだ。ニハトを責めるべきか、ビットルバルデスを褒めるべきか。
そしてその直後に掴んだCKでバルサは得点するのだ。シャビのボールを、競りかったマルケスが中央に流し、そこにエトーがいて、ヘッドで叩き込んだ。なぜかその場面だけ、ゴール前にソシエダの人数が少なかったのだ。ニハトが外した直後だったので、その影響で集中力が低下していたのかもしれない。とにかくセットプレーだったのに、ゴール前の人数はバルサのほうが多かったのだ。
そしてそういう場面で、一瞬で決めてしまう怖い怖いエトー。ロナウドよりすごい。
しかしニハトはそのあと、2度もディフェンダーの裏を取った。しかし決められなかった。3度の決定機を外したニハトと一発で決めてしまったエトー。その差が明暗を分けた。
しかしバルサは、もう前半のような楽勝、圧勝というゲームはできないだろう。バルサのパフォーマンスが落ちた以上に、研究された、慣れられたといえるのでないか。
スタンドではモウリーニョが観戦していた。メモをとるシーンが何度も映された。2月頭の対戦でどう戦うか、モウリーニョにはかなりの勉強をしたはずだ。
CLではスペイン勢に勝ってほしいが、バルサも、ユベントスと当たるレアルも、そうとう厳しいことになるだろう。
【リーガ19節 バルサーソシエダ 1-0】