ユーロな日々

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バルサ セビリア戦の勝利は不当なものだった 〔リーガ21節〕

2005年01月30日 | 欧州2010-2003
セビリアにとって、不当な試合だった。バルサを圧倒していた前半に、二つのPKが与えられるべきだった。まずPA内でプジョルをかわしたアントニートを戻ってきたデコが止めた場面。デコはアントニートの後ろから当たっていた。ボールにはいっていない。止めるにはそれしかなかったろう。だがレフリーはPKを与えなかった。その何分かあと、速攻からPAの真ん中に放り込んだボールがバチスタの目の前でベレッチの腕ではじかれた。セビリアの選手がいっせいに手を指してアピールした。スタジアムはブーイングの嵐。しかし今度もレフリーは見逃していた。2回のPKが正当に与えられていれば、まったく違ったゲームになったはずだった。
後半のホイッスルが鳴ったても、セビリアの勢いは衰えていなかった。しかしボールを奪ったバルサは、ロナウジーニョが左を駆け上がって素晴らしいパスを通した。二人のディフェンダーの後方にいたエトーがあっという間に抜き去ってGKをかわし、ゴールを決めてしまった。ロナウドよりすごい、怖い怖いエトー。後半が始まってまだ3分。アッというも間の出来事だった。
そして12分、右からのコーナーを、なんとバティスタが痛恨のオウンゴール。
その直前にセルヒア・ラモスが負傷退場して、妙な雰囲気になっていた。押されてきた、という焦りのようなものがあったのかもしれない。
これでセビリアの勢いは失われた。中盤での支配は消えた。
23分、ロナウジーニョが3点目を決めた。選手たちは戦意喪失し、この時点でゲームは終わってしまった。

ゲーム開始から50分間、セビリアがゲームを支配していた。それなのに終わってみれば0-4の敗退。しかし前半でレフリーが正しいジャッジをしていれば、まったく別の結果になったろう。

【リーガ21節 セビリアーバルサ 0-4】