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ユーロな日々

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レアルの監督交替劇

2005年01月04日 | 欧州2010-2003
レアルは、監督にルシェンブルゴを選んだ。現在52歳。ブラジルでは実に5度のリーグタイトルを獲得している。過去2年間、クルゼイロ(2003年)とサントス(2004年)を優勝に導いたとはすばらしいキャリアだ。が、クロゼイロもサントスも南米チャンピオンになれなかったのも事実だ。
代表監督としては、W杯フランス大会後の98年8月に就任し、翌年の南米選手権を制したが、2000年10月に解任された。

サントスの監督続投がほぼ決まっていたところに、この夢のようなオファーが飛び込んできたらしい。相当に嬉しかったようだ。こういうコメントが紹介されている。
「レアルを率いるのはどの監督にとっても夢だ。だが、責任も重大だ」
「やっと私の時代が来る。欧州のビッグクラブで指揮する夢がかなった」

新年早々行われた練習にベッカムが遅刻すると、1人で練習するよう命じたことが報道された。スター選手たちの行動に甘い顔は見せないという方針を決め、テクニカル・ディレクターのアッリーゴ・サッキもこれに完全に同意したのだという。

二年連続で、違うチームでブラジルチャンピオンになるのはたいへんなことだろう。どのくらい優秀かはわからないが、少なくともレモンより有能なことは間違いない。
しかし、ひっかかるのはサッキの問題だ。ペレスはルシェンブルゴを完全には信用していない、ということではないか。ルシェンブルゴは、屈辱だと感じなかったのだろうか。

それにしてもブラジル人を選んだというのは意外だった。しかし考えてみれば、シーズン半ばのこの時期、ヨーロッパで有能な監督が遊んでいるはずもない。苦渋の選択だったのかもしれない。それでサッキにも半分保険をかけたのか。
しかし、こういう中途半端なやり方が、うまくいくだろうか。

デビュー戦は、1月5日、先月12日に爆弾騒動のため後半43分で中止となったソシエダ戦の残り7分間となる。
ポイントはディボーテの問題をどうするかだ。ベッカムとグティのコンビで勝ち続けていくのはむつかしい。とくにユベントスのような強力な相手とやる場合、どうするのか。
すぐに新たなMFがとれるはずもない。なら、エルゲラでも使うのか。しかしサムエル、ファボン、ラウルブラボらセンターバック陣も頼りない。

さあ、ルシェンブルゴは、いったいどうやって強いチームにするのだろう。
成功してほしい。
リーガ後半戦、CL決勝ラウンドをおもしろくするために。