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ユーロな日々

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すばらしいダービー 運を引き寄せたレアル 〔リーガ18節〕

2005年01月10日 | 欧州2010-2003
レアルが先制したが、ペースは後半30分までアトレティコが握っていた。圧倒していた、といってもいいくらいだ。いったいカシージャスは何点止めたのだろう。フェルナンドトーレスは素晴らしかった。レアルのディフェンス陣は彼の突破を止めることができなかった。しかしカシージャスが信じられないようなスーパーセーブを連発し、アトレティコを完封した。
ルシェンブルゴがレアルを変えたのか。
それはまだ分からない。
GKがカシージャスでなければ、1、2点、失点していてもおかしくなかったのだから。ファボンもエルゲラも致命的ともいえるようなミスを犯したのだから。
ただ、レアルの選手たちに自信のようなもの、強い気持ちが感じられた。やはりそれはレモンン交代の効果だろう。
大丈夫だ。勝てるはずだ。圧倒的に攻められながらも、選手たちは自らにそう言い聞かせ、強い気持ちを維持していた。運動量も落ちなかった。

後半35分の2点目はルウルから生まれた。粘って奪ったボールに飛び出したソラリのセンスもすばらしい。報道されているようのソラリを放出すればひどい代償を払うことになるだろう。
2点目をいれたあとは、かつての偉大だったレアルの面影を見せた。しゃにむに突っ込んでくる相手をいなし、かわし、ジダンがスペースに入れたボールをロナウドが一瞬で決めた。直後カメラはフェルナンドトーレスを映し、本当に落胆した彼の表情をとらえた。
ダービーはなんて素晴らしいんだろう、と思わずつぶやいた。
クラシコ、アンダルシアダービーもよかったが、あえて順位をつけるとすれば、今期最高のダービーだった。
レアルには運もあった。しかし勝てた理由もあった。だから、運を引き寄せた、ともいえる。
バルサを追ってほしい。

【リーガ17節 アトレティコーレアル 0-2】