ひつじっく Style♪

♪シャロンとダニエルの夫婦でアカペラ多重録音♪
雨の日も風の日も晴レルヤ!

ホワイトラベルプロジェクト(ダニエル)

2011年09月16日 | ひつじっくStyle

昨日は休み。シャロンとお気に入りのスーパー「ベイシア」に行った。ベイシアは安くて品揃えもいいので、僕はかなり気に入っている。外見はおっさんだけど、中身はオコチャマなので、ベイシアではスナック菓子や豆菓子ばっかし買っている。

色とりどりのパッケージが並ぶ中、一角に地味というか単色空間があった。見ると、赤一色で印刷されたパッケージの「かっぱえびせん」「さやえんどう」「ベジたべる」があった。

何だろこれ?と見ると、

パッケージの色数を減らしてコスト削減し、1袋1円を被災地の子ども支援に寄付するらしい。
なるほど。

パッケージ全体は赤単色印刷で、原材料、成分表示、バーコード、固有記号、製造日、賞味期限などの大事なところは黒で印刷されている。

インターネットで調べてみると、カルビーの公式 WEB サイトには、何とまだ何も情報がなかった。
ニュースは一件見つけた。

カルビー コスト低減の包装、売り上げ一部寄付 「えびせん」など(ヤフー ニュース)

今回の大地震で、日本は大きく変わった。変わったものは沢山あるけれども、人々の意識が変わったように思う。
これからは、助け合うことが大切であること、継続的な支援などの小さな積み重ねが大切であること、資源は有限であること、みんなで本気出せば乗り越えることができること、そういった意識が根付いたように思う。

ホワイトラベルは、ただ「売上の一部を支援活動に役立てます」とパッケージの隅に書くだけではなくて、商品全体の色を変えているところがミソだ。僕自身、通常ありえない白いパッケージを遠目に観たから、知ったのだし、これは感覚的に意識させることに成功している。非常に逆説的だ。はっきり言って全然美味しそうではない。かっぱえびせんはともかく、緑の野菜がテーマであるこの2商品は中身と全然違うイメージの色だ。

パッケージというものは本来、その商品の性質を主張して購入意欲を湧かすもの、なのに、これは明らかにその商品の主張を犠牲にして、震災と助け合いと節約を主張しているのだ。

大きな冒険だったと思う。でも、よく実現させたなぁと思うし、僕にとっても、意識を高めてもらったといういい機会となった。