ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

Kekoa誕生☆産後の入院

2012年06月14日 | Family
ケコアが産まれて後産が落ち着くとハイディがランチはいるかと聞いてきた。
メニューを言ってくれたんだけど、出産と言う一応重労働の後に食べたいと思うものではなかった。
(なんせアメリカだし...)
でもディナーまでにおなかが空いても嫌なので、果物とヨーグルトをもらうことに。
一口大に切ったパイナップル、ハニーデュー(緑のメロン)、カンタロープ(オレンジのメロン)、そしてぶどうがお皿に山盛りで登場。
ヨーグルトも2個。
ハイディが特別注文したらしい。

「ちっちゃいデザートカップじゃなくてちゃんとランチになる量持ってきて!」

ってね。


ケコアが基本処置を受けている間にぼちぼち食べていたら、急に子宮の痛みに襲われたShantia。
痛みに弱いので、予想外の後陣痛に襲われて吐き気はするわ、がたがた震えだすわ、もう大変。
家族にメールを送っていたジョセフ君を妻のお世話係に急いで再任命。
異変に気付いたハイディも痛み止めの薬をたくさん持ってきた。
イブプロフェン1個にコーディン付きタイラノール2個。
あんな量を摂取したのは初めて。
痛み止めが効き始めて冷静に周りを見渡すと、点滴管からまだ子宮収縮剤が投入されていた。
そういえばドクターの指示で子宮の戻りを促すために収縮剤投与を続けるってハイディが言っていたような...。
おかげで未だに陣痛がやってきている状態。


痛み止めを飲んで約1時間後、シャワー許可が出た。
新ママがシャワー中に清掃係が部屋を入院可能な状態にするらしい。
床の血をモップできれいに拭いたり、シーツを取り替えたり。
まずは点滴の針部分をラップで巻いてテープで完全にラップを覆うように巻いて固定。
腕がサイボーグ化した。
何と言っても産後数時間なのでハイディに完全に付き添われてバスルームへ。
服を脱ぐのもサイボーグ化した腕では無理なのでハイディが手伝ってくれる。
バスタブに入るのも、体を洗うのも全てハイディが手伝ってくれる。
もちろんシャワー後の着替えもハイディがやってくれる。
こんな至れり尽くせりの産後、経験したことない。
シャワーできれいになった体に洗濯したてのきれいなガウンを着て、すっかりきれいになったベッドに戻る。
いいわねぇ、LDR式。


産後数時間のシャワーには少し驚いたけど、なんと翌日にはお風呂の許可も出た!
しかもここの病室のお風呂はなんとジャグジー付き
お風呂に入る前に点滴の針を抜いてもらい、完全に針フリーになってからお楽しみジャグジータイム!!
ちょっとした極楽気分っていうのはこのことね。
ジョセフ君が

「気分はどう?」

って聞いてきて即、

「最っ高

と答えられたから。


ちなみにですね。
6回目の出産で初めてIVの針は針ではないことを知ったShantia夫婦。
曲がるプラスチックの管が血管に入ってるんだね。
今回の入院、看護婦さん達が知識豊富だから色々学べたわ。


夕方、眠気に襲われてうとうとしているとジョセフ君のケータイがなった。
そして数分後、病室にホームティーチャー登場。
決してホームティーチングをしに来たわけではない。
彼はスポーツ外科医で、たまたま病院に患者さんの経過を見に来ていたらしい。
で、診察が終わって帰ろうとしたら駐車場に見覚えのある車発見。
ってことでジョセフ君に電話したら、同じ病院にいるっていうから会いに来たらしい。
新生児好きの彼、ケコアを見て

「あぁ~

となっておりました。
その気持ち、分かる。


ちなみに、彼は翌日も訪問してきてくれた。
この日は手術があったらしい。
ちょうどShantiaのOBドクターが退院許可の診察に来るのを待っているときだった。
術着でやってきてジョセフ君&Shantiaと話に華を咲かせているときに、オンコールのOBドクターがやってきた。
部屋に入ってきたドクター、ホームティーチャーを見て一瞬戸惑っていたね。

「えっ、私呼ばれてきたけどもう別のドクターいる?!」

みたいな顔だった。
すみませんね、混乱させて。


土曜日の夕方から担当してくれた看護婦さんクリスがまた優しくてねぇ。
ハイディとは違った頼もしさがあった。
いろいろニーズにてきぱき応えてくれて入院生活を楽にしてくれた。
やっぱりここのスタッフ、最高かも。
しかもクリスの肌がすっごくきれいで思わず

「その肌を保つこつは?」

って夫婦そろって聞いたから。
ちなみにクリスは孫がいてもおかしくない年齢。


今、西海岸で百日咳が流行っているらしく新生児ちゃんを守るためにShantiaは予防接種をすることになった。
注射してくれたクリスが言っていたように、注射自体はあまり痛くなかった。
でも翌日に筋肉がずきずき痛んでねぇ。
ケコアを守るために仕方ないけど、常に何かが痛いっていうのは楽しくない。


日曜日の明け方、ケコアはよく寝ていたんだけどShantiaは眠れなかった。
なぜなら隣の病室でお産真っ最中の妊婦さんが陣痛が来るたびに叫んでいたから。
きっといきんでたんだと思う、40分くらいで叫びがそのまま歓喜の声に変わったから。
でも40分ほど陣痛の痛みの叫びを聞き続けていたら、自分の子宮がまた収縮し始めてねぇ。
隣の後産が終わったらしいタイミングでジョセフ君を起こして痛み止めの薬をもらってきてもらった。


看護婦さんにジョセフ君が聞いたところによると、この病棟で6月に入ってから10日で25人の赤ちゃんが生まれたらしい。
ドクター達も看護婦さん達も大忙し。
日曜日の朝、働き続けたオンコールのOBドクターが寝るためにやっと帰宅の途につき、なぜか次のオンコールのドクターが現れず。
Shantia達は午前11時ごろの退院を望んでいたんだけど、ドクターがやってこないことには帰れない。
看護婦さんに聞きに言ったら

「あ、そうか。あなた達、今日帰る予定なのよね。
あまりにも忙しくてすっかり忘れてたわ。
...そういえば今日はまだOBドクター、見てないわね」

って。
結局OBドクターがやってきたのは午後12時半ごろ。
ちょうどホームティーチャーが来ていたときだった。
OBドクター達も大変だね。


OBドクターより一足先にやってきたケコアのドクター。
看護婦さんが夜中にケコアの黄疸チェックをしたんだけど、おでこにセンサーを当ててするスキンテストでひっかかったケコアは血液検査で正確な数値を調べられた。
(スキンテストが12以上だと血液検査になるらしい)
結果は陰性だったんだけどね。
ドクターがケコアを診察しながら

「黄疸の血液検査したんだって?
数値普通だったでしょ?
だってこの子のママがオリーブ色の肌してるんだもん。
ママのスキンテストしたらきっと数値は2くらいだよ。
そうだ、せっかくだからやってみよう。
看護婦さ~ん!」

と言って看護婦さん&ドクターの好奇心で黄疸のスキンテストをすることになったShantia。
ジョセフ君、看護婦さん、ドクターが笑う中おでこにセンサーを当てられ黄疸チェック。
結果は3。
ドクターが

「ほらね、僕が言った通り。
ママがオリーブ色なんだもん」

と誇らしげに看護婦さんに語っていたのが印象的。
黄色人種の母は『オリーブ色の肌』と言われたのが初めてで新鮮だった。


今回の入院、1泊でも帰れたところをわざわざ2泊させてもらって病院でのんびり過ごすことにしたShantia。
もちろんジョセフ君も2泊。
今まで"妻の入院=恐ろしく暇"だったのが、今回はちょっと違った。
ノートパソコンを持っていったのと、スマートフォンを持っている、という事実は暇をつぶしてくれるね。
現代技術、すごいわぁ。


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1 Comments

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おめでとう☆ (かよ)
2012-06-15 13:05:58
たかさんの日記?ブログは いつも楽しみに見ているのよ!
子ども達のことが おもしろくてほんわかするし(^-^)/

そして 六人目さん おめでとう☆
すごすぎるわ~!!

これからも パワフルな素晴らしい日々のブログ 楽しみにしているね(^-^)

にしだかよ
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