昨日は、午前中に特別委員会(私は「災害・防犯・オウム問題等対策」に所属)
が開催され、午後、会派でそれぞれの委員会の報告会。
夜は「基本構想審議会・第2部会」があり、出席しました。
いつものように、区民公募委員の永井ふみさんがキーワードをまとめて下さい
ました。
今回の第2部会は、防災の専門家である吉川仁先生(都市プランナー、
元首都大学東京特任教授)を招致し、「震災に備える世田谷区に向けて」
講演していただきました。
上の画像にあるように、委員から様々な意見が出され、防災都市街づくり
を考える上でヒントになるキーワードがいくつも出ました。
また、小林正美副部会長(明治大学理工学部建築学科教授)が用意して
下さった詳細なデータ(年齢別人口分布図や公共不便地域、区の事業所
や施設の分布図等々)はすばらしい資料で、「次回以降も使いたいと思い
ます」と、松島茂部会長(東京理科大学大学院イノベーション研究科教授)
がおっしゃっていました。
うちの会派(みんなの党・世田谷行革110番)でも、いつも話していること
ですが、何かを考える時、様々なデータ(数値)というものは、とても大事
だと思います。
吉川先生の以下の言葉は印象的でした。
「事前に準備していないことは、いざという時にはできない」
「準備していても(災害は)想定を超えることがある」
「やはり、頑張って(対策をとって)いるところは、それなりの成果があり、
頑張っていないところは対応できない」
「災害の階層性」(弱いところに一番被害が及ぶ)
「災害前の(平常時の)都市のあり方、地域のあり方で、被害の大きさ
が決まる。欠陥があれば、そこから崩れる」
第2部会はとても活発で、いい議論ができ、勉強になります。