チコのCOFFEE TIME

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音楽鑑賞を深める科 音楽の形④ 「標題音楽」の場合

2015年07月08日 21時31分51秒 | 高齢者大学

 <19世紀の人々を惹きつけた「性格的小品」と「交響詩」>のサブタイトルが付いています。
最近の授業は、クラシックに疎い私には難解な内容が多いです。今回もそうでした。
「標題音楽」・・・・音楽外の考えや思い、心象風景を聴き手に思い起させることを意図として、情景やイメージ、気分や雰囲気といったものを描写した器楽曲のことです。
「性格的小品」・・・・ロマン派およびその前後の時代に自由な発想によって作られた短い楽曲です。小品だけどセンスがあります。
「交響詩」・・・・管弦楽によって演奏される標題音楽のうち、作曲家によって交響詩と名付けられたものを言います。楽曲の形式は全く自由で、原則として単一楽章で、切れ目なく演奏される、文学的、絵画的な内容を結びつけられることが多い。

◇メンデルスゾーン(1809-1847) 「ベニス(ベネツィア)の舟歌」
ドイツ・ロマン派の作曲家。一連のピアノ独奏のための作品集「無言歌集」は、ピアノに詩情と歌を託した作品として有名です。表題は、作者自身がつけたものは「ベネツィアの舟歌」などごく僅かです。
◇サン=サーンス(1835-1921)  「動物の謝肉祭」より「白鳥」
近代フランス音楽の先駆者でオペラや交響曲、室内楽で活躍しました。組曲(24曲)「動物の謝肉祭」は、サン=サーンスがオーストリアの小さな町に滞在した時に、友人が主催した謝肉祭コンサートで気のおけない音楽仲間で楽しむために作曲したもの。曲中唯一の書き下ろしである「白鳥」は・チェロの名曲として単独でもよく演奏されます。
◇ルヒャルト・シュトラウス(1864-1949) 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ブラームスに才能を認められ、ミュンヘン・ワイマール宮廷歌劇場に就任後、交響詩の作品に取り組み、後年はオペラに傾倒しました。この物語は民話「ティル・オレインシュピーゲルの退屈しのぎ話」に曲をつけたもので、ひどいいたずら者の生涯を描いています。

 
【左】「ベネツィアの舟歌」はゴンドラの上からいろいろな愛をささやく曲です。解説をしながら優雅に演奏してくださいました。【右】「動物の謝肉祭」の「白鳥」を演奏するチェロ演奏者 ミッシャー・マイスキー(ラトビア・旧ソ連)です。美しい音色にうっとりしました。「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は解説を聞きながら観賞しましたが、理解するのが難しかったです。

 
【左】高大祭に向けてのコーラスが始まりました。先生にパートを決めてもらっています。「麦の唄」「冬景色」「サンタルチア」「ホワイトクリスマス(英語)」「蛍の光(日本語と英語)」の5曲を歌います。まず、「冬景色」を歌いました。先生はべた褒めです。【右】今回の資料です。