NHK「ドキュメント72時間 琵琶湖畔の あのベンチ」で放映(2024年1月24日)された、誰が呼んだかその名も「あのベンチ」琵琶湖の東側のほとり・・・・を見てからずっと「あのベンチ」に行きたいと思っていました。 このところの猛暑で「山登りは嫌! 山以外だったら行ってもいいょ」と言う家人に「あのベンチに行こうか?」と持ち掛けると意外に「いいよ!」と即答。
気が変わらないうちに早速実行。暑くならないうちに歩きたいので 家を5時15分にスタートしました。なので電車も空いていてずっと座れました。JR河瀨駅からスタート(7時30分)。すでに少し暑い!河瀨駅からバスが出てないので歩くことにしました。のどかな田園風景の舗装路を琵琶湖に向かって歩き出しました。予定では1時間30分で歩ける行程です。
途中歴史を感じられる神社などがありました。途中で道が分からなくなり草刈をしていた男性に道を教えてもらいました。彼は道順を教えてくれて「暑いのにエライね」と言ってくれました。そして近くまで来ているような言い方をされました。ところがなかなかの道のりでした。曽根沼を渡り、さざなみ街道に出で街道を「あのベンチ」に向かって景色を楽しみながら、頑張って歩きました。
やっと「あのベンチ」に着きました。9時40分、なんと2時間以上歩きました。何処にでもある普通のベンチです。近くに住む男性がゆっくりと風景を楽しめるように手作りされたそうです。
座って琵琶湖を眺めるとゆったりと大きな湖に浮かぶ島々、対岸に見える比良山系、湖からの心地よい風 そして大きなセンダンの木陰……心地よい絶景スポットです。自然と人が集まり癒されるのが分かりました。今日は暑いので誰もいなくてゆっくりと堪能できました。
帰路は同じ道を帰るつもりで歩きだしました。私たちが歩いているのを見て地元の方が「彦根駅行きのバスがあるよ」と教えて下さいました。バス停に行き時刻表を見れば10分後に来るようです。ラッキーでした。冷房の効いたバスの中は天国のようでした。彦根に着いて、家人が小さいときに落ちたらしい(なんで⁇)彦根城のお堀を案内してくれました。お堀の水が少なくて濁っているのが残念そうでした。
今日 気になった花です。オニユリ、センニチコウ、紫の花はよくわかりません、カンナです。
汗だくになって歩き 探して見つけたベンチは 何処にでもある普通のベンチ。「なんでそんなベンチに行きたいの?」と言われそうですが 行って良かったと思いました。何故だかよくわかりませんが心地よいのです。特別のベンチに思えました。いつまでも湖を眺めながら居られる不思議なスポットです。